天然木材の外壁について

  • 2021-01-14
  • 名前:ザ・ハウス

天然木材は、現在でも外壁材として使われています。

しかしながら、建築基準法において「防火地域」、「準防火地域」、「法22条区域」に指定されている地域では、その地域に定められた防火性能のある外壁材を使わなければなりません。

さらに、限られた土地に可能な限り建物の面積を確保したい場合には、屋根の軒を短くせざるを得ません。外壁に天然木材を使用する場合には、屋根の軒を長くし直接雨が外壁にかからないような建て方が求められます。

これらの理由から、都市部の新築住宅では外壁に天然木を使うことが難しいため、天然木材の外壁を見かけることが少なくなっています。

とはいえ、一般的な天然木材だけではなく、耐久性に優れた材や、天然木材に難燃薬剤をしみこませた材なども販売されていますので、採用の検討は可能かと思います。

熱伝導率については商品ごとに異なり、私共では情報を持ち合わせておりませんので、天然木材を販売しているメーカーにお問合せください。