大事なことです。ぜひお話し合いを!

  • 2001-01-21
  • 名前:ザ・ハウス

よしさん、こんにちは。

設計監理料の算定方法には、一般的な指針となるものはありますが、個々の建築家によって様々です。
その一般的な指針をもとに設計料を算定している方もいますし、工事費の○%という方、建物面積(坪あたり)でいくらという方、独自の計算方法を採用している方などもいます。
ですので、その算定方法の根拠によしさんご自身の納得がいくかどうかが大事なのではないでしょうか。
もしご納得がいかないのなら、その設計士の方のお考えを伺ってみると良いと思います。それでもその設計士の方が譲らないというのであれば、よしさんの条件とその設計士さんの条件が合わないということなのかもしれません。
建築家を決めるときには、その方の携わってきた住宅がどんなものかもさることながら、その建築家の設計期間や設計料といった「仕事の進め方」が、よしさんの条件に合うかどうかも重要な要素だと思います。
例えば建築家の方の中には、設計期間だけで1年がかりの方もいらっしゃいます。じっくり設計を詰めていきたい方にとってはぴったりの条件であっても、1年後に入居したいという方にとっては条件が合いません。設計料の算定方法も同じことが言えないでしょうか?
また工事費の○%といった場合にどこまでを工事費とみなすのかも、一般的な指針となるものはあるものの、案件ごとのケースによって異なりますし、建築家によって様々です。
ただし一般的な考え方として、造成する部分の設計は依頼していないというのに、造成費用も工事費に含んでしまうというのは、少しおかしなことです。敷地が造成された状況を前提に建物の設計を始めるのであれば、その設計士は造成の設計には携わっていないのですから、設計料を必要とする理由はないのではないでしょうか?
逆により良い造成の方法や提案を含めた家の設計を依頼するのであれば、その設計士の方がおっしゃる意味は納得のいくものだと思います。
設計士さんと上記のことを十分お話し合いしたうえで、よしさんの条件にその方が本当に合うのかを再確認してみてはいかがでしょうか。