外壁の比重と圧縮強度について

  • 2020-12-28
  • 名前:ザ・ハウス

山田さん、こんにちは。

ALCとは発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリートのことで、比重は絶対乾燥状態でわずか0.5、補強材として特殊防錆処理を施した鉄筋マットやメタルラス(スチール製の金網) を含むと0.65と言われており、普通コンクリートの約1/4の軽さです。

40㎏/㎤の状態につきましては「40kgf/cm2」のことかと思いますので、「40kgf/cm2」として回答させていただきます。「kgf/cm2」とはコンクリート強度を表す圧縮強度の「重力単位系」の単位です。ちなみにSI単位系の単位が「N/mm2」です。

圧縮強度とは、圧縮荷重に対し材料が持ちこたえることができる最大応力のことで、「40kgf/cm2」は1cm×1cmの面積に40kgの重量を掛けても耐えられる強度のことをいいます。

40kgf/cm2の数値であるコンクリ―トとALCは、同じ圧縮強度であると言えます。ただし、40kgf/cm2の数値を得るためには、厚さなどが大きく異なると思われますので、家づくりにおいて「コンクリ―トもALCもかわらない」として検討を進めるのはお勧めいたしません。

また、「色々な外壁の圧縮強度と比重を比較する資料」ですが、私共でも探しましたが、山田さんがご希望されている資料が見当たりませんでした。

お手間かと思いますが、各メーカーが示す商品ごとに性能などの数値は異なりますので、各商品が示す数値、基準を比較してご検討いただくことをお勧めいたします。