図面を確認のうえで、ハウスメーカーさんにご連絡を
- 2014-05-31
- 名前:ザ・ハウス
ペン子さん、こんにちは。
念願のマイホーム、おめでとうございます。ただ、いくつか問題が残っていらっしゃるようですので、問題が解決し、早くペン子さんのお気持ちが晴れることを願っております。
まず、ハウスメーカーさんに残工事を進めていただけるように、ペン子さんからご連絡を入れてみてください。本来あってはならないことですが、消費税の駆け込みなどの対応に追われ、なかなか工事に伺えないのかもしれません。
問題なのは、ハウスメーカーさん側に「残工事をする」という認識がない場合です。
通常、引渡しを受ける際(建築費の残代金を全額支払う際)には、施主と住宅会社双方が約束通りに建物が「完成」したことを確認し合う場(施主検査)が設けられます。
手直し工事を含め、すべての工事を終えてから引渡しを受ける(残代金を支払う)のが本来ではありますが、入居日を間近に控えている場合には、施主検査の場で引渡し後の残工事の内容を確認し、そのうえで残代金を支払う(引渡しを受ける)ケースもあります。
もし、これらを明確に取り決めた経緯がない場合は、お互いの認識にズレがあることも考えれますので、今一度、ハウスメーカーさんにご確認ください。
また、天井高についてですが、図面には、階の床面から上の階の床面までの高さを示す「階高」と、床面から天井面までの内寸を示す「天井高」の数値が示されます。
そのため、天井高は、階高として記載された数値よりも低くなるのが通常です。
天井高と階高の違いを図面でご確認いただいた上でも、やはり天井高の数値が現状と違うようであれば、ハウスメーカーさんにご納得のいく説明を求めてください。
なお、設備や配管工事の関係上、図面通りの施工が難しいことが判明した場合には、工事の途中でハウスメーカーから変更を申し出る場合もあります。
ただし、図面の変更が生じる場合には、その部分の工事に着手する前に、施主に相談の上で了承を得るのが一般的ですので、引き渡しの後になっても説明がないというのは、ハウスメーカーさんの対応に少なからず問題があると思われます。