前向きなお話し合いの機会を

  • 2014-03-03
  • 名前:ザ・ハウス

pochiさん、こんにちは。

完成まであと一歩のところでのトラブルとのことで、お困りのことと思います。

設計者とのこれまでの経緯もあるかと思いますので、以下は一般論としてお考えください。

まず、搬入の検討についてですが、「搬入できる、できない」という最終的な判断は、引越し業者の見立てや技量によっても変わりますので、設計段階では、あくまでも常識的な範囲の中で検討を行うということになるかと思います。

今回の場合は、設計者が冷蔵庫のサイズを事前に知っていたようですので、「すでに物理的に搬入できないことが明らかな状況なのか」、それとも「引越し業者によっては判断が変わり得る状況なのか」によっても、責任の捉え方が変わるのではないかと思います。

また、キッチンの引き出しの問題については、設計者の業務範囲の問題というよりも、大変残念ながら、お互いの認識の相違によって生じてしまった問題でもあると思います。

結果として、具体的な取り決めに至らなかった部分が「空白」のままになってしまい、これまでお互いがそれぞれの常識の範囲の中で解釈をしていたところもあるかと思います。

注文住宅を建てる際は、「まだ目の前にないもの」について打合せを進めていくことになりますので、前提としてお互いの認識にギャップが生じがちです。今回の引き出しの問題も、残念ながら、こうした注文住宅特有の状況の中で起きてしまったのかもしれません。

今後、設計者とより良い関係を築いていくためにも、ご不満を感じる点は率直にお伝えした上で、ぜひ問題の解決に向けて、前向きなお話合いの機会をお持ちになることをお勧めします。