仲介会社に交渉を依頼してみてください

  • 2013-09-19
  • 名前:ザ・ハウス

5Eさん、こんにちは。
 
数日後にご契約を控えていらっしゃるとのことで、何かと大変な時期かと思います。
まず、隣地所有者の立会いの下で境界を確認し、測量を行ってもらえるように、仲介会社を通じて、売主に交渉していただくとよろしいかと思います。
ただし、売主が煩わしさを嫌って境界確認をしないことを売買の条件にしている場合や、売主が了承したくても、隣地所有者が快く協力してくれない場合もありますので、個々の状況次第で交渉が成就するかどうかは何とも申し上げることができません。
また、売り主側の心理としては、売却が確定していない(契約していない)段階では、これらの作業に手を付けたくないというのが本音のところだと思います。
このような場合によくあるケースとしては、「売主の責任において、引渡しまでに、隣地所有者の方の立会いの下で境界確認を行い、測量を行う」ことを契約書に盛り込み、引渡しの条件とする方法があります。
これらを購入の条件にできるかどうかは、売主の考えとその土地を取り巻く事情によって異なりますので、まずは仲介会社を介して、契約に盛り込むことができるかどうかを売主に交渉されるのがよろしいかと思います。
なお、後のトラブルを避けるためには、少なくとも引渡しまでに境界を明確にしておきたいところではありますが、交渉結果やその土地の事情によっては、やむを得ず売主が主張する境界標や塀等によって売買を行うケースもあります。
塀の取り壊しを隣地所有者に話すタイミングについてですが、もし、5Eさんが塀の建替えを契約の必須条件とされたいとお考えであれば、こちらも契約の条件に含めてもらえないかどうかを仲介会社を通じて交渉してみてください。
もちろん交渉の結果、これらの確約を取ることができればベストではあるのですが、塀を建てる建てないの問題はどちらかというと建築に関する問題ですので、契約後、建築に入る前までのタイミングで、5Eさん自ら隣地所有者の方にご相談を持ち掛けるのが一般的かと思います。