仕上げの丁寧さはひとつのポイントです

  • 2012-10-30
  • 名前:ザ・ハウス

アワビさん、こんにちは。

いいタイミングで見学会の機会があって良かったですね。
まず、「自分とは趣味、趣向や暮らし方、また予算や敷地の条件が全く違う人の家」ということを前提にご覧になることが重要です。
これは見学会に限らず、雑誌等にも同じことが言えますが、実際に建てられた家を見ていると、どうしても表面的な設備や仕様のグレードに目が行ってしまいがちです。
もちろん、自分だったらどんな設備や仕様を採用するかを考えるためにその家を参考にするのは大事なことです。
しかし、表面的な設備や仕様のグレードは、その施主の好みや予算的な制限によって決まることが多いため、それだけで工務店さんの力量を計ってしまうと判断を見誤ってしまいます。
間取りについても同様に、その施主にとっては使いやすい間取りでも、アワビさんにとっては使いにくさを感じる部分があるかもしれません。
しかし、家族構成や生活スタイルが寸分違わず同じ人は滅多にいませんので、そう感じる部分があっても決しておかしくはありません。
見学会で見るべきポイントですが、まず、施工(仕上げ)の丁寧さがあげられます。これは施主によって仕上げの丁寧さに違いがあっていいものではありませんので、分かり易いポイントだと思います。
また、これは見ただけでは分からない部分ですが、その家の施主からどんな要望が出て、その要望に対して工務店さんがどのような工夫や提案で応えたのかを伺ってみてください。
その上でじっくり家を見てみると、ただ見ているだけでは見過ごしてしまうような部分に、実はその工務店さんならではの工夫が現れていることがあります。
良くも悪くも、人は目から入ってくる情報に大きな影響を受けてしまいがちです。
ちょっと気を抜くと、表面的な設備や仕様につい目を奪われてしまいますが、その施主の好みや条件で決まった部分をその工務店の力量と捉えてしまわないようにご注意ください。