万が一のリスクの大きさをよくご検討ください。

  • 2018-03-19
  • 名前:ザ・ハウス

さくらんぼさん、こんにちは。

注文住宅の工事代金の支払いは、「工事の出来高に応じて」という考え方が原則です。

ただし、実際にはお互いの手間もかかるので、おおよそ工事の出来高に応じた方法として、契約時に1割、残りの3割をそれぞれ着工時・中間時・引き渡し時の3回に分ける場合が多いかと思います。

ただし厳密に言えば、これでもタイミングによっては過払い(工事の進捗より多くお金を払っている)の期間があるくらいですので、今回の契約時に8割、上棟時、引き渡し時にそれぞれ1割という支払い条件は、かなり長期間、しかも多額の金額が過払いの状態になります。

率直に申し上げて、決して一般的とは言えない支払い条件ですので、何も問題がなく完成に至ればいいですが、万が一、何かあった際のリスクは大変大きいのではないかと思います。

なお、完成保証に加盟していないとのことですが、仮に加盟していたとしても、完成保証を利用する際は保証会社から大きく過払いにならない支払い条件を求められますので、現在の支払条件ではご利用が難しいかと思います。

まずは、支払い条件を一般的な形に変更できないかをハウスメーカーにご確認ください。もし現状の支払条件を変更できないとすれば、値段や建物の内容だけでなく、万が一のリスクの大きさも十分にお考えになられた上で、総合的に依頼するハウスメーカーをご判断されることをお勧めします。