ドアの交換について

  • 2021-03-04
  • 名前:ザ・ハウス

荒井明さん、こんにちは。

ドアを閉めてもドアが開いた状態となりお困りのご様子ですね。
新築住宅においては、長期保証と短期保証がございます。

長期保証は、「住宅の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」について、工務店は10年間の保証しなければならないとされています。

短期保証は、その他の内装の仕上げや、建具、設備機器などが該当し、1年~2年の保証期間とするのが一般的です。短期保証は法律で定められた規定はなく、工務店毎にお客様にお示しする保証となりますので、引き渡し時に工務店から示された保証証などをご確認ください。

ただし、荒井さんが交換を求めておられる理由は、ドアの瑕疵ではなく、「注文者に説明がなかった」という点かと思いますので、10年保証、短期保証のどちらにも当てはまらないのではないかと思います。

ドアの交換を要求できるかについては、当時の打合せ内容や、これまでの経緯を存じ上げないので私共では軽々に申し上げることができません。

なお、ドアの交換を要求できる事案の場合でも、損害賠償の請求権には期限(損害及び加害者を知った時から3年で消滅時効)がありますので、2014年から6年以上経過されているご状況では請求できない可能性があります。

ご納得ができない場合には、弁護士や、民事調停など、法律の専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。

※民事調停について(裁判所ウェブサイトより) 
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/minzi_04_02_10/index.html