まずは信頼の回復を

  • 2004-04-17
  • 名前:ザ・ハウス

のむさん、こんにちは。

分離発注で行う場合は、競争見積もりでコストを抑えるだけでなく、業者さん同士のバランスや、直接取引きをする上での保証の問題など、注意しなければならない事がたくさんあります。
建て主様は、そうしたリスクについては十分に理解しておくべきですし、建築家には、その事も含めてきちんと説明を求めるべきです。
それらの事を踏まえて、あえて高い業者さんを選んだのであれば、後々の事を考えると賢明な選択だったといえるのではないでしょうか。
建築家との付き合い方に関しては、お互いが、良きパートナーとして、50:50の関係で信頼しあえる事がベストの状態だといえます。
『施主は建築家に家を建てていただいているかのような態度でいなければならない』というような事は決してありませんし、もしそのようにお感じになっているのであれば、のむさんが少しおかしいと思ってらっしゃるのも無理はありません。
建築家によって、建て主様と一緒に進めていくタイプ、ある程度任せてもらって進めていくタイプなど、仕事の進め方のスタンスや建て主様との距離のとり方は様々です。ご依頼の建築家がどのようなタイプなのかも十分に考慮し、今ご不安に思われていることに対しては、きちんとご説明を受けられてはいかがでしょうか。
また、のむさんご自身も小さな事を仰るつもりなどなく、その方の作風を大変気に入っておられる訳ですから、そのことを率直に建築家にお伝えし、少しずつ誤解を解いていかれてはいかがでしょうか。
おそらく、建築家も不安に思っていることはあると思います。『いい家を造りたい』という想いは共通のはずですから、なるべく早急に話し合いの場を設け、お互いが信頼関係の回復に勤めることが大切だと思います。