できないことはないと思いますが・・・
- 2007-08-07
- 名前:ザ・ハウス
CS_houseさん、こんにちは。
> 基本的に施主は、建築家と工務店と契約をし、付随する工事は、工務店が下請け業者などに依頼するものだと思いますが、そこに関係のない業者(主人の会社)が入る事は出来るのでしょうか。
全く不可能ではないと思いますが、ご主人様がおっしゃるように工務店と契約すると下請け業者もついてくることが一般的です。これは工程管理や施工技術を一定に保つためのものです。分かりやすくいえば、知らない業者・初めての業者と仕事をすると、段取りを間違ったり、技術が不足していたり、問題が起こる可能性が高い、ということです。ご存知のように、建築の際は多くの業者が出入りしており、ひとつの工程がストップするとそれに付随して他の工事にも影響がありますので、工期が延びたり、工事費がアップしたりします。そして、それらを負担するのは、通常、その業者を指名した工務店になります。よって、工務店は必然的にリスクの高い業者(知らない業者・初めての業者)は避けることになります。
このようなことをCS_houseさんが承知した上で工務店と工事請負契約を結ぶことは可能だと思いますが、工事のミスや工期の延長、工事費のアップがあったとしても工務店の責任を問わない、という意味(別の言い方をすれば、その責任をCS_houseさんがとる)ですので、非常に不利な契約内容です。一時的には、工事費用は抑えられるかもしれませんが、リスクの方が大きいように思います。
工務店の立場から考えれると、上記のような工事契約はCS_houseさんにとって不利(工務店側が有利)としましたが、有利・不利に関わらず、トラブルが起こる可能性の高い工事はやりたくない、と考えることが一般的です。工事を請け負う工務店が全く見つからないことはないと思いますが、CS_houseさんの依頼したい工務店が工事を引き受けてくれるかどうかは難しいところです。
別の方法として、分離発注をご検討いただくこともできるかもしれません。分離発注とは、元請の工務店に工事を一括して任せるのではなく、その下に属する大工や左官、電気業者、水道業者などの専門業者に、建て主が直接工事を依頼する方法です。ご主人様はリフォーム業をやっているということですので、大工や電気業者などの専門業者をある程度、集められるのではないでしょうか。
しかしながら、分離発注にもデメリットがあります。詳しくはこちらをページをご覧ください。