ご納得がいくまで不動産会社に説明を求めてください。

  • 2017-05-19
  • 名前:ザ・ハウス

メンタル持たないさん、こんにちは。

ご主人とお話合いの結果、まずはお引渡しを受けることを優先されるとのことですね。最終検査の日程も確定したご様子ですので、とりあえずのゴールは見えてきたのではないでしょうか。

ただ、少し前に同じ不動産会社から引渡しを受けた方のお話が本当であれば、本来はあってはならないお話なのでかなり心配です。

これまでの経緯を総合した上での想像に過ぎませんが、メンタル持たないさんは土地の売買契約と建物の請負契約を結ばずに(または土地の引渡しを受けずに)今に至っているということはないでしょうか?

同じ不動産会社から引渡しを受けた方のお話が本当だとすると、不動産会社が土地を所有したまま建物の建築を進めていないと辻褄が合わないような気がします。

土地の所有者である不動産会社に税金の滞納があったために、建物の依頼主に引渡しをしようとしたら、所有権の移転に不具合が生じてしまったというようにも受け取れるからです。

通常の注文住宅の流れでは、土地の売買契約(手付金の支払い)→土地の引渡し(残代金の支払い)という流れで、土地はいったんメンタル持たないさんの所有となります。その後、建物の契約を結び、建物の支払いが契約時→着工時→上棟時と段階的に進み、建物の完成引渡し時に最終金が支払われると、最終的に建物もメンタル持たないさんの所有となります。

でも、土地、建物の契約を結ばずに建物の工事を進め、建物が完成した時にメンタル持たないさんが代金の支払いをする流れだとすると、メンタル持たないさんは土地の所有者でもなく、建物の施主でもありませんから、不動産会社が建築中に説明をしないのも分からなくありません。

これまで不動産会社と起きた齟齬も、不動産会社は建売住宅のつもりで計画を進め、メンタル持たないさんは注文住宅の流れで計画を進めているという認識のズレに起因しているような気がしてなりません。

さてご質問の件ですが、

・工事代金の総額=請負契約時の工事代金+追加や減額した工事代金

・最終支払い額=工事代金の総額ーこれまでに支払った金額

となります。

当然、住宅会社の担当者は内容を知っているはずですので、担当者にご確認いただければ判明するはずです。

ただ、先の懸念が当たっているとすると、当初の建物金額よりも多く見積もった方の金額で計画が進められているかもしれません。もう数日後にお引渡し日(最終代金の支払い日)が迫っていますので、早急にご確認ください。

団体信用生命保険に関しては、お客様によって様々な考え方があるかと思います。

保険料などの実質の負担額を安くすることを優先するか、万が一の時の保証を優先するかによって加入する保険が異なってくるのではないでしょうか。

住宅会社から紹介を受けたのであれば、保険会社の代理店になっているかもしれませんので、住宅会社から保証内容などの説明を受けてください。

もし代理店でなければ、住宅会社の担当者に保険会社の連絡先を確認し、そちらに保険内容をご確認ください。

また、ご質問の中に「疲弊保険」とありますが、これは「瑕疵担保責任保険」のことでしょうか?

もしそうであれば、これは10年間の保証(構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分の保証)を行うために加入する保険で、住宅事業者が加入します。

検査等手続きが完了しますと「保険付保証明書」が発行されます。原則としては、お引渡しの日に交付されるものですが、手続きの関係上、お引渡し日以降に交付される場合もあるようですので、こちらもあわせて住宅会社にご確認下さい。