ご参考までに
- 2007-02-26
- 名前:ザ・ハウス
555さん、こんにちは。
賃貸併用の家をハウスメーカー、建築家のどちらに依頼してもメリット・デメリットがあります。それらのどれに重きをおいて判断されるかによって結論は異なります。検討するべきことはたくさんありますがすべてをここに書くことはできませんので、デザイン・保証・コストの3点に絞って書かせていただきます。
デザイン
規格という制約のある中で設計をしなければいけないハウスメーカーに比べ、建築家は制約がありませんのでデザインの幅という点では建築家の方が有利です。住宅部分については、555さんの好みで選んでいただいてもいいと思います。ただし、賃貸部分は空きがなく回っているかという厳しい評価があります。つまり、これがデザインの良し悪しです。例えば、555さんが好きなデザインの建物でも空きがでてしまうと賃貸としては良いデザインとは言えません、反対にどこにでもあるようなデザインでも空きがなく回っていれば良いデザインと言えると思います。
保証
建物の保証は、一戸建てを建てる場合と大きな差はないと思います。最低限の保証は、ハウスメーカーでも建築家(建築家の場合、施工会社が保証します)でも確保されています。ハウスメーカーや比較的規模の大きい施工会社の場合、それに加えて独自の保証をプラスしていることが多いのですが保証期間内に倒産などがあると保証が無くなってしまいます。しかしながら、大手ハウスメーカーは倒産などの可能性が低く、比較的安心した保証を期待することができると思います。
コスト
デザインの話と関連しますが、建築家は設計上の制約がないため、すごく安い建物にもすごく高い建物にもすることができます。もちろんハウスメーカーの場合もコストの幅はありますが幅は建築家の場合に比べて小さくなると思います。ところで、賃貸の場合、コストの評価は、工事費が高いのか安いのかだけでは評価できません。例えば、数百万円、工事費が高いとしても、プラス数万円の家賃で、空きがなく安定的にまわっていれば、増加分の工事費は数年で元がとれ、それ以降は収益になることもあります。すでにご検討いただいていると思いますが事業という視点で見る必要があります。
他にも検討したいことはいくつかあるのですがすべてを書くことができません。このサイトの中に賃貸併用住宅についてまとめたページがございますので、こちらも参考してください。
https://thehouse-koumuten.jp/column/knowledge/variations/1876/