ご参考までに

  • 2007-01-26
  • 名前:ザ・ハウス

ときおさん、こんにちは。

我が家が正しく建てられているのかは、やはり気になるところですね。

さて、第三者の検査はやはりする方がいいですが、費用や効果が判断基準になると思います。検査費用については建て主様の価値観に大きく左右され、考えることが難しいのでここでは検討することを控えさせていただきます。よって、検査の効果について考えたいと思います。

ときおさんの書込みにありました「日本住宅保証検査機構」も検査と保証を行っている会社です。建物の保証を行うためには、前提として正しく工事が行われていることを確認しなければいけません。そのために検査を行っており、純粋な検査だけを行うと言うよりも保証をつけられる建物かどうかを判断しているものだと思います。
間違った施工・保証基準から外れる施工をしていれば指摘・指導をしますが、この保証を受けることが義務ではありませんので強制力は伴いません(指導に従わない場合、保証がつかなくなりますが建物は建ちます)。
なお、地盤や基礎工事など工事の初期段階から検査を行いますので、おそらく工事の途中からでは検査を受け付けていないと思います。詳しくは直接お問い合わせください。

次に検査を行っている建築士ですが、検査が主になります。こちらは、検査能力と折衝能力によって効果が大きく違ってくると思います。検査能力は、検査を主な業務とされている方であればある程度望めると思います。ですが、検査が上手くできたとしても、それを施工会社に伝え、工事に反映させること、つまり、折衝能力はあることとは別問題です。無意味な指摘事項の羅列により、かえって現場を混乱させることもあるようです。
しかしながら、第三者の目があることで現場に緊張感がでますし、セカンドオピニオンとしての相談することもできますので十分な役割を行ってくれることと思います。

いずれにしても検査の効果は、建築家が行っている「監理」には及ばないと思いますが、第三者の目が入ることによって正しい工事が行われる可能性が高くなると思います。
また、ときおさんは「自分自身の立会いには自信がない」ということですが、専門的な検査は難しくとも建て主がときどき現場にはいることで現場は引き締まりますし、職人の士気もあがります。たとえ第三者の検査を依頼することになったとしても、ときおさん自身が現場に対する関心を持ち続けていただくことが最も大切だと思います。