「一番避けたいリスク」は何でしょうか?

  • 2017-12-15
  • 名前:ザ・ハウス

困ったさん、こんにちは。

他の一般的な商品とは違って、不動産には一つとしてまったく同じものが存在しません。そのため最終的なご判断は、その物件にどの程度の価値を見出せるか(つまり、いくらなら買うか)に尽きるのではないかと思います。

価格交渉もそのうちの一つで、提示された価格が妥当と思えないのであれば、もちろん採り得る選択だと思います。

また、造成工事前に契約を結ぶこと自体は問題ありませんが、現物を確認せずに契約するわけですから、現物を確認してから契約する場合に比べてリスクが大きいと判断する人もいるかと思います。

一方で、街並みが整備された一団の造成地がほとんど出ない地域であれば、価格が高くても欲しいと思う人もいるでしょうし、他の人に先を越されて買い逃すくらいなら、現物を見ずに契約してしまおうと考える人もいると思います。

なお、当然のことながら売主もこれらの状況を考慮した上で「どの状態で販売を開始するのか」、「当初はいくらで販売を開始するのか」といった販売計画を立てますので、額とタイミングによっては価格交渉が決裂してしまう場合もありますし、スムーズに交渉が成就することもあります。

何をリスクと考えるかは人によって違いますので、困ったさんが「どんな結果になることを望み、どんな結果になることは避けたい」とお考えになるのかをもう一度よくお考えになってみるとよろしいのではないしょうか。