建築工事に先立ち、更地になった土地で工事の無事を祈る地鎮祭が行われます。
地鎮祭は、土地の神様に工事の安全を祈願して行われる儀式で、施主、ハウスメーカーの営業、設計、工事の各担当者が参加します。その他、ハウスメーカー側の関係者として、水道会社、電気会社、躯体工事や大工工事を担う各専門業者が参加する場合もあります。
※参考→工務店で建てる場合
※参考→設計事務所で建てる場合
敷地に建物の配置をなぞって縄をはり、隣家との距離や隣地境界線と建物の関係、そして敷地のどこを「高さの基点」にして工事を行うかを設定し、確認します。
なお、工事に先がけて、ご近所への挨拶廻りを行います。
工事中のクレームなどはハウスメーカーが対応しますが、ハウスメーカー任せにせず、施主も一緒に挨拶にいくことが後々の近所づきあいの意味でも大切です。
その後、建物の土台となる基礎工事を行います。
基礎工事が完成すると、その上に家の骨組みをつくります。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の違いに関わらず、ほとんどのハウスメーカーの構造体は工場で加工・生産されます。
構造体はレッカー車などを使って一気に建て上げていきますので、ほぼ1日~2日で建物の基本となる骨組みが完成します。ハウスメーカーや工法によってタイミングは少し異なりますが、一般的には主要な構造部材が組み上がった状態を上棟と言います。
この上棟の段階で、工事に携わる職人さん達との顔合わせと挨拶を兼ねた上棟式を行う場合もありますが、現在、ハウスメーカーではほとんど行われていません。