ナフサショックの影響が、住宅業界にも出始めています。ナフサは、断熱材や配管、塗料、接着剤など、住宅のさまざまな部分に使われている石油化学の原料です。
工事は「順番どおり」に進むもの
住宅の工事は、多くの工程が順番につながっています。
・断熱材が入らなければ、次の工程に進めない
・設備が届かなければ、仕上げに進めない
といったように、ひとつの部材が揃わないだけで、工事全体が先に進めなくなることがあります。工場のように工程を柔軟に入れ替えることは難しく、その場でいったん足踏みすることになるのが、住宅工事の特徴です。
スケジュールが読みづらくなっている
こうした状況の中で起きているのは、
・納期のばらつき
・一部製品の受注制限
・入荷タイミングのズレ
といった変化です。
その結果として、これまでのように「予定通りに進む」ことを前提としたスケジュールは、やや現実と合いにくくなっています。
これから家づくりを考える人にとって
ここで重要なのは、家が完成しないという話ではありません。
ただ、その過程では、
・一部の仕様について検討し直す
・メーカーや製品の変更を相談される
・納期を見ながら判断を求められる
といった場面が出てくる可能性があります。
世界情勢の影響を受けやすくなったことで、家づくりは、必ずしも決めた通りに進むとは限らなくなっています。その前提を持っておくことが、これからはより大切になっています。
余裕を持ったスケジュール
そしてもう一つ大切なのが、余裕をもったスケジュールで考えておくことです。
・引っ越し時期を詰めすぎない
・工期に一定の幅を持たせる
・調整が入る前提で計画する
あらかじめ時間の余白を見ておくことで、スケジュールの遅延があった場合にも、落ち着いて対応することができます。
家づくりは、多くの材料と工程を経て進んでいくものです。その中では、外的な要因によって予定通りに進まない場面が生じることもあります。だからこそ、あらかじめ余裕をもって計画しておくこと。
それが、これからの家づくりにおいて、安心して進めるための大切なポイントになるのだと思います。
