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一度やってみてほしい「おうち防犯チェック」。
「防犯対策はちゃんとしているつもり」
「テレビやニュースでよく聞くから、ある程度わかっている」
そう感じている方は、実は少なくありません。ところが最近、“防犯は知っているつもりでも、思い違いが多い” ことがわかってきました。
LIXILがYahoo!ニュースと共同で公開している「おうち防犯チェック」は、住まいの防犯知識を簡単な質問に答えることで確認できるウェブコンテンツです。この結果を見ると、年齢に関わらず、防犯について誤解している人がとても多いことがわかります。
防犯は「経験」や「常識」だけではカバーできない
防犯というと、
・鍵を閉めている
・人感センサーライトを付けている
・塀やフェンスで囲っている
たとえば、
・戸建て住宅で侵入されやすい場所
・外構で防犯性が高いとされる形
・昔から聞く「防犯サイン」や「マーキング」の考え方
これらは、テレビや噂話だけでは正しく伝わりにくい部分でもあります。
「昔からこうしてきたから大丈夫」、「この辺りは治安がいいから」という感覚が、逆に防犯を“確認しない理由”になってしまうこともあります。
年代によって違うのは「意識」ではなく「情報の更新」
防犯チェックの結果から見えてきたのは、「高齢だから」「若いから」という話ではありません。年代によって、防犯情報のアップデートの機会に差があるということです。
住宅のつくりや侵入の手口は、数十年で大きく変わっています。サッシ、ガラス、鍵、外構の考え方も進化しました。若い世代はネットやSNS、動画を通じて新しい情報に触れる機会が多く、一方で年齢を重ねるほど、「これまでの常識」を前提に考えやすくなる傾向があります。
どちらが良い悪いではなく、気づかないうちに情報が古いままになっていることが防犯ではリスクになります。
「高い塀=安全」とは限らないという話
防犯というと、「外から見えないようにした方が安心」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、
・見通しが悪い外構
・高すぎる塀やフェンス
・茂りすぎた植栽
が、不審者にとって隠れやすい環境になってしまうケースもあります。
防犯の基本は「見通し」。道路や隣地からの視線が自然に通ることが、抑止力になります。プライバシーは外で守るより、室内側で調整するという考え方は、最近の防犯設計ではとても重要になっています。
こうした視点は、「感覚」や「好み」だけでは判断しにくく、一度整理して知っておくと、住まいの設計や見直しにも役立ちます。
まずは“できているか”を確かめるところから
防犯対策は、「怖いから」「何か起きてから」考えるものではありません。また、いきなり設備を入れ替えたり、大きな工事をする必要もありません。
まずは、
・自分の認識は合っているのか
・知らないことはないか
・思い込みで判断していることはないか
を確認することが大切です。
「おうち防犯チェック」は、そうした確認を気軽にできる入口として、とても使いやすい内容になっています。家族で一緒にやってみても、「そんな考え方があるんだ」「そこは気にしたことなかったね」と、新しい気づきが出てくるはずです。
防犯は“正解を知る”より“見直す習慣”
防犯に万能な正解はありません。家の立地、家族構成、暮らし方によって、必要な対策は変わります。
だからこそ大切なのは、「うちは本当に大丈夫かな?」と立ち止まって考える機会を持つこと。知っているつもりになりやすい分野だからこそ、一度、第三者の視点でチェックしてみることが防犯の第一歩になります。
「何かを買うため」ではなく、「考えるきっかけ」として、ぜひ一度「おうち防犯チェック」を試してみてください。
住まいを守る意識は、特別な対策よりも、こうした小さな見直しから始まります。
