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【6】工務店との面談開始(後編)

前回は、1〜2社目の工務店との面談について書きました。
工務店との面談を通して感じるのは、事前に家づくりの要望を大まかに共有した状態で面談に入れたことで、話がスムーズに進みやすくなったということです。「何を話せばいいのか」と迷う時間が少なかった分、工務店に細かい要望を伝えたり、説明を聞くことができました。

今回は残り2社の面談の様子と、4社と一通りお会いしたことで家族の反応がどのように変化していったかを書いていきます。
面談を重ねるほど情報が増えて迷いが増すのでは……と想像していましたが、実際には少しずつ「どこにお願いするか」という判断基準が形になっていきました。その過程も含めて、まとめていきたいと思います。

3社目の面談:噛むほどに味が出てくる工務店

3社目にお会いしたのは、第一印象から独特の空気を持った工務店でした。良い意味で「型」にはまらない雰囲気を持つ営業さんで、私も両親も、最初は様子をうかがってしまいました。
しかし話していくうちに、その独特さは気にならなくなって、むしろスルメのように味わいが出てきました。
私たちも身構えなくて良いと感じ、気づけば自然に話を聞く体勢になっていたように思います。

これがもし事前に工務店の情報が一切ない状態でお会いしていたら、警戒心が先に立って、要望をうまく言葉にできなかったかもしれません。今回は、施工事例や実績を事前に確認していので「こういう家を建てている会社なのだ」という安心感がありました。

最も印象的だったのは、父が一番饒舌になったことです。
普段の父は聞き役に徹し、途中から置物化していくことも多いのですが、何かのきっかけで趣味の話になった際、父の趣味である「釣り」の話題に、営業さんが同調してくれたのです。
「こういう話をしてもいいんだ」と父も感じたのか、そこから釣り竿やリールを部屋に飾りたいこと、そして、アラスカ旅行で釣ったサーモンの剥製を置きたいことなど、暮らしのイメージにつながる話が自然に出てきました。

営業さんは、一見するとこちらの話を流しているようにも見えたのですが、細かくメモを取っていて、後日、その内容がしっかりプランに反映されていました。「あの雑談の中から、ちゃんと拾っていたんだな」とありがたく思いました。

4社目の面談:コスパの良さと分かりやすさの工務店

4社目は、今回の候補の中でもかなりコストパフォーマンスが良い工務店です。
「できること」と「できないこと」がはっきりしている分、料金の考え方が分かりやすく、説明も具体的でした。さらに、こちらが想像しやすい形でプランを作っていただき、内装や建具についてもお話しいただけたので、家づくりでも重要な「予算の考え方」を整理するうえで、とても参考になる面談でした。

話を聞いている中で、「できる・できないの線引きが明確である」ことは、施主の最終的な決断につながる大事な要素だと感じました。どこに費用をかけるのかを考えやすくなり、判断もしやすくなります。
また、できる範囲の中で母のわがままな要望にも丁寧に向き合ってくださり、プランに落とし込んでいただきました。可愛らしい外観のイメージ図を見せていただいた時は、思わず大興奮でした。

余談になりますが、我が家の猫が営業さんのことをすっかり気に入ってしまい、打ち合わせのたびに机に乗ったり、会話に割り込んできたりしました。営業さんが慌てずに対応してくださったおかげで、打ち合わせの空気も和らいだように思います。

家づくりそのものとは直接関係がない出来事でも、こうしたやり取りは家族にとって良い意味で記憶に残りました。

4社と会ってわかった「工務店ごとの違い」

4社との面談を終えて感じたのは、同じ「工務店」でも営業スタイルはまったく違う、ということでした。
面談の雰囲気やテンポ、こちらが話しやすいと感じるポイントもそれぞれ異なり、ハウスメーカーの展示場を回っていた時と似た空気のところもあれば、大きく違うところもありました。

一方で、すべての工務店に共通していたのは、断熱性や耐震性など住宅性能についての説明がより丁寧だったことです。
性能の話は専門的になりやすい印象がありますが、どの工務店も分かりやすく伝えてくれたので、私自身も「こういうふうにお客様にお伝えできるな」と改めて勉強になりました。

また、家を建てた後の関わり方についても、ハウスメーカーに比べてお客様との距離が近いと感じる場面がありました。
建てて終わりではなく、世代が変わっても関係が続いていく。そうした姿勢が前提になっている工務店が多かったように思います。

私も両親も、展示場を巡っていた頃より、じっくり話を聞いてもらえたと感じることが多く、工務店マッチングサービスを通して得たものは、高い満足度でした。

家族の反応と、判断基準の芽

面談が終わった直後は、情報量の多さに頭の中が少し散らかってしまっていました。
その都度家族で話し合いながら、少しずつ判断の軸を作っていったように思います。

各社から提案いただいたプランを比較していく中で、わが家として重視したい点が見えてきました。
たとえば、

・雑談の中で出た要望が、きちんとプランに反映されていること
・立体やカラーで図面を見せてもらえること

といった点は、家族の中でも「判断基準」として挙がりました。
両親ともに「ここが大事」と思うポイントはありつつも、話し合う中で少しずつすり合わせることができたと思います。

次回のコラムは…

各社のプランが揃ってくると、次に気になるのは見積もりです。
ここから先はより現実的な段階に入り、「お願いできるライン」がはっきりしてきます。

次回は、プランと見積もりを前にして、何をどう比べればいいのか。
家族としてどう決定していくのかについて書いていきたいと思います。

【1】実家の建替えを決めた日
【2】家族の本音と、現実との折り合い
【3】ザ・ハウスの工務店マッチングサービスに申し込んだ日
【4】工務店マッチングサービス、二回目の電話で見えてきたもの
【5】工務店との面談開始(前編)


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