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IoT住宅

IoT住宅とは?

IoTとは、Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」と訳されます。
パソコンやスマホ、プリンタ等のIT機器とインターネットがつながるだけでなく、テレビ、冷蔵庫、エアコン等の家電、玄関ドアや自動車等、IoT技術やIoT機器を取り入れた住宅が「IoT住宅」です。
IoT住宅には、さまざまな機能が期待されています。

遠隔操作

・外出先からのエアコンのオン・オフ
・カーテンの開閉
・照明の点灯・消灯

遠隔確認

・カメラで子どもやペットの状況を外出先から確認
・侵入者検知
・家電等の使用状況から、離れて暮らす家族を見守る機能

センサー操作

・スマートフォンやスマートウォッチ等で玄関ドアの施錠・開錠(スマートロック)

AIによるサポート

・トイレと連動した健康管理
・日常の購買パターンを学習した冷蔵庫による在庫管理や自動オーダー

現在、ハウスメーカー、住宅設備メーカー、家電メーカー、IT系企業などが「コネクテッドホーム アライアンス」を設立し、産官学一体となってIoT住宅の研究・開発が進められており、民間企業でも事業化・商品化に向けて様々な取り組みが検討されています。

IoT住宅導入の注意点

通信環境

IoT住宅には、Wi-Fi環境が重要です。
2020年に始まった5Gサービス(第5世代移動通信)は、高速かつ低遅延
により、いくつものIoT機器を同時に使用しても、スムーズな通信を行うことができるIoT住宅に欠かせない技術となっています。

コンセント数の確保

増加する機器のためのコンセント数の確保や、配線の容量の確保が必要になってきます。

設計

・ロボット掃除機を利用するなら、床の段差をなくしておくこと。
・自動ドア化を視野に入れて、建具を引き戸にしておくこと。
・設備機器をメンテナンスしやすい場所に設置しておくこと。

セキュリティ

IoT機器へのサイバー攻撃や防犯カメラの映像から個人情報などのデータ流出、スマートロックの不正操作による不法侵入など、ネットワークへの不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策を講じておくことが重要です。

IoT住宅とスマートハウス

IoT化の進展に伴い、2010年代から住宅分野においてはIoT機器を活用した「スマートハウス」が登場しました。スマートハウスとは、IoTを活用して住宅の消費エネルギーを最適に制御する住宅です。

※参考:注文住宅のキホン/スマートハウス

このスマートハウスのエネルギー管理に欠かせないツールがHEMSです。
HEMSとは、Home Energy Management Systemの略で、「住宅用エネルギー管理システム」と訳されます。

最適なエネルギーの利用を図るために、家電、太陽光発電、給湯、蓄電池、電気自動車などのエネルギー機器をネットワーク化し、供給や使用の状況を総合的に一元管理するシステムです。

スマートハウスの他にも、天候やドアの開閉回数、風呂やトイレの利用状況といった生活上のあらゆるデータを集め、より便利で快適な住生活を送ることができるよう、「住宅、人、情報」の一体化を目指す試みが始まり、スマートハウスもIoT住宅も同じものとして考えられるようになってきました。