吹き抜けと室温(2)

吹き抜けの件
名前:T.Tさん(2006/8/23)
現在、建築士に依頼をし、夢のマイホームを設計中です。今回、1階のリビングが16畳もあり、吹き抜けで予定しています。そこで単純な質問なのですが、エアコンの件でアドバイス下さい。電気屋さんでお話を聞いたのですが、天井が高いので20畳以上はカバー出来きるエアコンが必要だと言われました。そこの店員さんがお勧めなのは、風量が一番強い、富○士通が最適だと言われました。ザ・ハウスさん、あるいわ吹き抜けのご自宅を建築された方で、最適なエアコンの選び方等があれば教えてください。また、天井にはプロペラ上のファンが必要でしょうか?
ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2006/8/23)
T.Tさん、こんにちは。

最適なエアコンを選ぶときのポイントは部屋の広さと熱環境です。
エアコンのカタログでは、部屋の広さを「○畳?○畳」と表示し、熱環境を「木造あるいは鉄骨」などと表示し、購入者に分かりやすいように説明していますが、熱環境についてはもう少し掘り下げることができます。
前出の建物の構造、部屋の日当たり、断熱の方法や断熱材の厚み、窓の大きさ、キッチンなど熱源の位置など、部屋に入ってくる熱や出ていく熱、部屋で発生する熱を総合的に考えたものが熱環境になります。

そのような観点から考えますと最適なエアコンの選び方としては、ポイントである部屋の広さや熱環境を把握されていらっしゃる建築士さんにまずご相談されるのがよろしいかと思います。

参考までにですが、一般的には、吹き抜けがある部屋や天井の高い部屋の場合、ワンランク上の能力をもつエアコンを選ぶことが多いようです(吹き抜けや天井の高さに応じてそれ以上の能力が必要になることもあります)。
天井扇(シーリングファン)には空気の循環効果があると言われています。特に暖房の時は熱が天井に溜まりますので効果的なようです。

ありがとうございます
名前:T.Tさん(2006/8/23)
ザ・ハウスさんありがとうございます。参考にさせて頂ます。
吹き抜けはエアコン容量ではなく温度分布で。
名前:建築家コロンボさん(2006/8/24)
暖かい空気は軽く上にたまり、冷たい空気は重く下にたまるという物理鉄則を考慮してください。天井を高くするほど、いくらエアコン容量を大きくしても天井がやけに暑くなるなるだけで、人の位置する床はたいして温まりません。天井が高い空間の温度分布を一様にするには、床暖房、床置きタイプのエアコン、またはノズルタイプのエアコン、はきだし窓から外気を呼び込み遠隔開閉のハイサイド窓をとり暑い空気を逃がし床に涼気をためる、等相当工夫が必要です。なまじの天井扇(サーキュレーター)は風を感じて不快感を催す場合があります。単純にいえば、暖房は床暖房、冷房はエアコン、が一番です。ただし上記は季節により冷房、暖房の両方が必要な地域の場合です。
コロンボさんへ
名前:T.Tさん(2006/8/24)
コロンボさんアドバイスありがとうございます。上記コメントの内容から、やみくもに天井扇がいいというわけでないことが理解出来ました。現時点では、床暖房と容量の大きいエアコン以外考えていませんでした。上記アドバイスよりお伺いしたいのですが、天井が高い空間の温度分布を一様にする床おきタイプ、ノズルタイプのエアコンと記載がありましたが、具体的にどのメーカーのものがお勧めですか?よきアドバイスお願いします。
メーカ選択ではなく、エアコンシ
名前:建築家コロンボさん(2006/8/28)
どこのメーカーにするかではなく、エアコン機配置とシステムの問題です。エアコンのみで温度分布に対処するのは、エアの吹き出し口、リタンエアの吸気口をどこにするか、吹き出し方向、吹き出し速度が問題です。それぞれの空間形状、空間構成によってによってそれぞれ対処しなければなりません。これにキチンと対処するには、熱学、流体力学、等工学的アプローチが必要となります。私はアーキテクトであって、エンジニアではないので、小さな字数スペースでは正確なことをうまく申し上げられません。ただし、おおざっぱにいって、天井が高い時は床暖房、冷房はエアコンで、その設置位置に関わらず冷気は人の位置する低いところを這い伝わるので、吹き出し風量を小さくすれば冷房時温度分布はあまり問題にならない。ただし下の階に階段等で空気的につながっていれば、いくら冷房しても下の階に冷気が溜まっていくばかりとなるので問題。暖気は下の階に下りていかないので、あまり問題とならない。冷房時は冷気が下の階に下りないように間仕切り、扉等で上下階の空気を遮断するか、下階の下方にリタンエアの吸気口を設置し溜まった冷気を吸い上げ、上階に上向きに吹き出し口を設け冷気を吹き上げるダクトタイプエアコン。その他室温、室内空気の快適さを得るには、断熱(ペアガラスも含む)、通気(天井裏、外壁外周通気)、換気、除湿、加湿、熱線輻射、冷線輻射・・・等様々の考慮が要ります。アッ、もう午前0時をまわってしまいました。まだ語るべきことはあるのですが、今回はこれまで。これ以上は設計料をいただかないと・・・(笑)
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