工法の変形率

変形率について
名前:きんじろうさん(2007/5/30)
ハウス 様

 いつも楽しく拝見させてもらってます。
このたび、新築購入を検討しているものです。
 地震対策という点で、確認したい部分があります。
むこう30年という限定の中で、阪神大震災みたいなものも含め、地震を何回もくらうとおもいますが
工法的に一番 建物の変形率を少なく出来るのはどれでしょうか?施工品質は、同一と考えた場合です。

ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2007/5/30)
きんじろうさん、こんにちは。

> 工法的に一番 建物の変形率を少なく出来るのはどれでしょうか?

変形率という言葉をあまり使わないのですが、書込み全体の内容から判断すると、地震に一番強い工法はどれでしょうか?、ということだと思います。それについてお答えします。

建物だけの強さでは、RC造、鉄骨造、木造の順に強いとするのが一般的です。
ですが、建物と土地の地盤との相性もあります。地盤が弱い土地の場合、RC造は建物自体の重量が重過ぎるために、不同沈下(建物が一方に傾く)を起こすこともあります。よって、建物だけの強弱に加え、地盤との相性もご検討ください。

先程、RC造、鉄骨造、木造の順に強い、と書きましたが、工法の分類はかなり大雑把です。実際には各工法には様々な種類があります。例えば、RC造の場合、コンクリートの厚みが異なれば強度にも違いがでてきます。また、木造の場合でも、金具で補強したり、接合の仕方を工夫したりすれば、強度が増します。場合によっては、RC造や鉄骨造よりも強くなることもあります。

また、工法の違いは、建築コストや間取りの作りやすさなどにも影響があります。これらも含め、総合的にご検討いただくことをおすすめいたします。
「構造と工法」のページも参考にご覧ください。
http://jutaku-chishiki.com/kldge/08_03.html

返答ありがとうございます
名前:きんじろうさん(2007/6/4)
ハウス 様

ご返答ありがとうございます。
変形率という考え方ですが、ある大手のパンフをみて
かかせていただきました。

 ○パネル工法なので、地震のとき、木造軸組工法の
  ような金具の釘と木造のつなぎ(2×4含む)が、
  弱くなることはない
 ○軽量鉄骨の軸組みは、ゆがんだら、戻るようにな  っている
 
などです。ゆれた後の変形がどうなっているかどうかという点で見た場合、どうなのかです。
ひずみなどできていれば、雨漏りなどさまざまな不具合がでてランニング費用が増加します。
施工品質・間取り・土地の地質状況など他要因もありますが、それらがすべて、工法別に問題ない場合に
どの工法がいいのかという疑問です。
地震対策のみでの考え方でどうでしょうか?

ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2007/6/4)
きんじろうさん、こんにちは。

理論的に考えれば、柱・梁・筋交いで構成する軸組み工法の場合、その接合部分に力がかかるため、面で力を受ける2×4よりも弱くなります。よって単純な比較では、2×4の方が強いと思います。

しかしながら、軸組み工法でも様々な工夫がされるようになりました。
例えば、筋交いをたすき(×の形)にする、構造用合板を取り付ける、など壁にかかる力を面で受けるようにかわってきています。また、接合部分の金物に細工を施し、金具で力を受け流すような方法もあります。よって、必ずしも軸組み工法が弱いということではないようです。

きんじろうさんのご質問では、施工品質・間取り・土地の地質状況などの要因を検討しない、ということでしたが、きんじろうさんの家にとって最適な工法を見つけるには、これらを考慮にいれるべきだと思います。
例えば、冒頭で、面で力を受ける2×4の方が強い、と書きましたが、力を受けるための壁が少ない間取りになると、軸組み工法よりも弱くなってしまいます。また、土地の地質との関係ついては前回の書込みを参考にしてください。
つまり、単純な工法の強弱を検討するだけでは不十分で、間取り・地質との関係・コスト、施工の難易度などの複数の検討事項の中で最もバランスの良い工法が、きんじろうさんの家にふさわしい工法となるのではないでしょうか。

様々な要因を検討しない、というこでしたら、前回、書きましたが、RC造が工法としては最も強いと思います。

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