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完工とは

完工とは
名前:MMさん(2014年3月19日)
「工期遅れ、施工ミスの賠償」の質問をさせていただいたMMです。

請負契約書の完工とは、何を持って完工というのでしょうか。

依頼した工務店は、請負側が「完工した」と「言ったら」完工だと主張しています。しかし、言ったら完工だなんて、口では何とでも言えますから、そんな適当なことでは納得できません。

通常は完了検査が終了して完了印を持って完工というのではないのかと言うと、工務店は「完了検査は後日になることがあるから、あくまで完工と言った時だ」と譲りません。こんなおかしなことがまかり通るのでしょうか。

この工務店は工事のミスが大変多く、工事中も間違えているのを私が見つけてやり直してもらうことが頻繁にありました。私がミスを見つけなかったらそのまま工事が進み、あとで発見したらごっそり壊してやり直さねばならないようなことばかりでした。

そんないい加減な工事をするところですから、完工と言われてもやり直し箇所が出てくる可能性が高いので(ちょっとした手直しレベルなら一般的にもあるでしょうが)、私としては、完了検査後ではなく、施主チェックをしてきちんと図面通りにしていることを確認の上で完工とみなしたいと思っています。

施主チェック後を完工としてはいけないのでしょうか。

また、完工と言った時だとうそぶく工務店に、施主チェック後を完工とすると認めさせることはできるのでしょうか。
契約で約束した内容が完了しているかどうかです。
名前:ザ・ハウス(2014年3月20日)
(MMさん、先のご質問に対する回答と合わせてご覧くださいますと幸いです)

請負契約は、仕事の完成を目的とした契約ですので、請負人は仕事を完成させ、これを注文者に引き渡す義務を負います。

また、注文者は完成した目的物の引渡しを受けるのと同時に請負人に報酬を支払う必要があり、請負人は報酬の支払いを受けるまでは目的物の引渡しを拒むことができます。

つまり、工務店さんがおっしゃっている「請負人が完成したと言ったら完成」ということではなく、あくまでも契約で約束した内容が現実に達成されているかどうかが「完成」の判断基準となります。通常は、これを確認するために施主検査を行い、相互に「完成」の認識に違いがないことを確認した上で引渡しを行います。

ちなみに、中には注文者のご事情で引渡し日を変更できない場合もありますので、そのような場合には、契約した内容が一部達成されていなくても、その時点で達成されていない部分を相互に確認し、未完部分の完了日を取り決めた上で、引渡しを受ける場合もあります。

お互いに契約で約束した内容が達成されているかどうかを確認し合う機会を持つのが通常ですが、工務店さんが「請負人が完成したと言ったら完成」と認識していることを考えますと、二者間でのお話合いは難しいかもしれません。

これまでの経緯も考えますと、別のご質問で回答いたしましたように、住宅紛争審査会などの公正、中立的な第三者に解決にあたっていただくのがよろしいのではないかと思います。

完工の認識
名前:MMさん(2014年3月20日)
ザ・ハウス様

先のご質問に対する回答と合わせまして、本当にありがとうございます。

工務店側の完工の主張は、遅延金の日数を減らすための工務店に都合の良い言い分で、そういうものではないということを早速申し入れました。

どちらかというと、工務店側が完工したと宣言した日ではなく、施主が完工を認めた日、ですよね。

まだ先方から回答はありませんが、先の質問の対策も含め、埒が明かないようならば第三者機関での話入れを求めたいと思います。

ありがとうございました。

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