建築基準法の4号特例

4号特例
名前:ウエストハウスさん(2008/2/28)
ハウス 様

 ひとつご教授ください。
題名の4号特例の変更が、来年からとききました。
調べてもいまいちよくわからないのですが

・4号建築物を建築する建築士が、構造検査ができる
 建築士であれば特例を受けられる。
・型式認定の構造物は、ひきつづき、特例をうけられ
 る。

の2点の解釈であっているのでしょうか?
もしくは、これ以外にもあるのでしょうか?

 以上、教えていただきましたら幸いです。

ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2008/2/28)
ウエストハウスさん、こんにちは。

4号特例とは、建築基準法に規定された特例です。
認定を受けた工法で建てる建物と建築士が設計した簡易な建物(主に木造2階建て)については、確認申請の審査を簡単にしてもよい、というものです。

この特例によって提出する図面の数が少なくなり設計士の負担(=建て主様の負担)が軽減されるというメリットがありますが、この特例を逆手にとり、不十分な強度しかない建物が建てられていたというデメリットも多くあることが分かってきました。このデメリットを解消することが今回の改正の趣旨のようです。

>・4号建築物を建築する建築士が、構造検査ができる建築士であれば特例を受けられる。
>・型式認定の構造物は、ひきつづき、特例をうけられる。

法改正の影響で住宅着工数が激減したことを受け、4号特例についても慎重な議論がされているようです。最近の報道によると、当初は2008年12月から変更の予定でしたが先延ばしとなるようです。したがって、内容についても再検討される可能性はありますが、現在までのところではウエストハウスさんのご理解でいいと思います。
前回の混乱を反省し、今回は慎重に進めていただきたいものです。

返答ありがとうございます
名前:ウエストハウスさん(2008/3/1)
ハウス 様

 返答ありがとうございました。
建築士として「構造建築士」などの資格が必要になってくるのでしょうか?それとも経験・講習が必要?

 こちらから建築士経由でお願いする場合
どのような基準で建築士選択するべきかよくわかりません。
 御社では、どのような展開になるのでしょうか?

名前:ザ・ハウス(2008/3/4)
ウエストハウスさん、こんにちは。

> 建築士として「構造建築士」などの資格が必要になってくるのでしょうか?それとも経験・講習が必要?

先の書き込みのように、まだ具体的な運用方法は決定していないようですが、構造に特化した建築士の資格が設けられる可能性が高いようです。
しかしながら、すでに運用上の危惧の声も聞かれます。
ご存知のように、2007年6月の確認申請の厳格化という法改正では、審査方針が現場に行き渡らなかった、という過ちもありましたが、審査をする人(資格を保有した方)が不足しているという過ちもありました。今回も、構造の有資格者が不足するのでは?という議論があります。

従来の一級建築士の業務範囲はかなり広く、建物の規模や構造を問わず、設計をすることができました。また、設計と一言で言ってもそれぞれの専門分野が異なります。例えば、住宅だけで考えても、間取りやデザインを考える意匠、キッチンなど設備、強度の計算をする構造、と別れ、それぞれ高い専門性が求められます。
今回、この中で「構造」にスポットライトがあたりました。構造を専門にされている方(「構造家」と呼ばれています)は、いらっしゃいますが、多くはありません。また、絶対数も少ないですが、建築数の大部分を占める4号建築を少ない構造家が処理できるとは思えません。

したがって、既存の一級建築士資格から、実務経験のチェックや講習などで新資格である構造建築士へ移ったり、取得ができるようになるのではないか、と言われています。

> こちらから建築士経由でお願いする場合、どのような基準で建築士選択するべきかよくわかりません。

ウエストハウスさんが「建築士(建築家)を選ぶ」となったとき、建築士(建築家)という言葉の意味は、間取りやデザインを考える意匠建築を得意とする人を指しています。今後もそれは変わりないと思います。
現在の4号建築特例は、「意匠が専門の建築士でも簡単な建物だったら設備・構造も設計してもいいです」という特例です。よって、現在でも、簡単ではない建物の場合、建築家(意匠専門)と構造家(構造専門)がチームを組むことは少なくありません。
法改正によって、それぞれの専門性が高まることは建物のクオリティが高くなることにつながると予想されますのでよいことだと思います。反対に、必ず構造家が入ることになると、その分、コストアップにつながるデメリットも考えられます。

ここで誤ってほしくないことは、構造の資格の有無を選択基準にすることは必ずしも正しくない、ということです。前述のように、それぞれ専門性が異なりますので、構造の新資格を持っている方=間取りやデザインが上手い方、ではありません。
したがって、建て主さんの要望によって適した選び方が異なってきます。例えば、ウエストハウスさんが「構造が最重要。間取りやデザインは求めない」とお考えであれば、構造の資格の有無が重要な選択基準になると思います。反対に、間取りやデザインを重視するのであれば構造の資格の有無は必須ではなくなってきます。

> 御社では、どのような展開になるのでしょうか?

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