完了検査は必要か

完了証明は必要ですか?
名前:うだうださん(2004/3/11)
 たびたびすみません。入居はしたものの、残工事がまだまだあります。その一つが二階ベランダの手すりなのですが、役所の基準どおりにすると、110センチの高さが必要だそうで、そうなると眺め第一に設計した浴室からの眺めが損なわれるため、低いものをつけてほしいとお願いしました。
 役所の人は引き渡し直前に一渡り検査していったのですが、手すりについては工事完了後、後日写真を送付することになっています。その際、規定より低いものだと、せっかくの完了証明が取れなくなってしまうとか。
 そもそも完了証明が必要なのかどうかが疑問なのですが、「取っておいたほうがよい」という建築家の指示に従ってここまで来ました。でも今ひとつ何のために必要なのか理解できず、そんなもののために、浴室の眺めを犠牲にするのも悔しい気がします。
 完了証明って何ですか? 何のために必要なのでしょうか。建築家に聞いても、なぜだか何だか奥歯に物がはさまったような説明で、理解できないものですから、お尋ねする次第です。ちなみに融資は民間のみです。
完了検査について
名前:ザ・ハウス(2004/3/15)
うだうださん、こんにちは。

新築や増築などの工事が完了した時には、完了検査を受ける必要があります。そして、検査を受け、合格したものに対しては「検査済証」が交付されます。

検査の結果が不合格の場合には、その違法箇所の指摘がなされ、是正を要求されることになります。改善せずにそのまま放置しておくと、是正命令や指導が行なわれ、それに応じない場合は「不合格通知」が送られてきます。

「不合格通知」を受けた場合、特定行政庁によって対応は全く異なりますが、改善命令の履歴を「建築計画概要書」などに記載し、情報を公開している役所もあるようですし、悪質な場合には罰則もあるようです。

適法建築物の証である「検査済証」が無いと、将来、増改築や売買をする時などには不利になることも考えられます。
また、住宅ローンは民間の金融機関からということですが、「検査済証」の取得を融資条件としている金融機関もありますので、必ずご確認下さい。

再度、建築家に関係法令についての説明を求め、十分にリスクをご理解いただいた上でご判断下さい。

将来の不利って?
名前:かめさん(2004/3/18)
便乗の質問ですみません。
同じように検査済証の取得のことで悩んでいます。
「適法建築物の証である『検査済証』が無いと、将来、増改築や売買をする時などには不利になることも」とありますが、この具体的な例をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?
 検査済証がないと増改築工事の許可が下りなかったり、売買が違法となったりすることがあるのですか? たとえば「検査済証」のない物件は買いたくないという人には売りづらくなりますよ、というくらいでしょうか?
やっぱりわからない・・・
名前:うだうださん(2004/3/19)
ザ・ハウスさん、お返事ありがとうございました。またかめさん、いちごっちさんも、レスありがとうございます。
 ザ・ハウスさんのご説明にあったことを建築家も理由としてあげていました。でも銀行からの融資はもう実行されているし、この家は終の棲家として建てたので売るつもりはないし、増改築をする資力も根性ももうないし、という状況です。そのためリスクがリスクとしてピンと来ません。それよりは、眺めを重視したい、となってしまうのです。
 よく、検査を受けた後でロフトに立派な階段をつけたり、ベランダを広げたりする人がいる、という話を聞きますが、われわれの場合、手すりを低くしたところで、だれに迷惑をかけるわけでなし、85センチあれば、手すりとしての安全性は十分だと思うので、施主さえよければいいじゃないか、と思うのですが、そうはいかないのでしょうか。
 私も「将来の不利って?」というのを是非うかがいたいです。具体的な事例を教えていただければ幸いです。
リスク
名前:じゃんさん(2004/3/22)
うだうださん、こんにちは。

家といものは、住まい手の人生や地域社会を大きく左右する、また左右されるものですから、リスクに関しては熟慮したほうがいいです。

まず、将来売るつもりがない、とのことですが、それは今の生活が補償されていれば、の話で、将来何が起こり、家を手放さざるを得なくなるか。誰にもわかりません。日本の将来だって今はわからないのですから。

手摺が85cmあれば十分、というのは、何を根拠におっしゃってますか?法規で定まっている数字は、むやみに決まっているわけではないはず。
万が一、第三者が(例えばお客さんが酔ってとか)ベランダから落下事故を起こしたらどうなるか。
この場合、基準に満ちた手摺であれば、落下した本人の責任でしょう。しかし、違法に低い手摺であったと判ったら...施主や建築家が責任を問われる可能性もあるのではないでしょうか。

私は素人ですが、このようなリスクは想像できます。
そんなことはない、ということであれば、あとはうだうださんの自己責任でしょう。
ただ、資本主義国家の任意の地域に家を建てた以上、建て主にはいろいろな意味で対社会の大きな責任があるはずです。施主さえよければいい、という考えは、賛成できません。

最後に根本的な疑問ですが、眺望第一に設計されたお風呂ということですが、何故その設計に手摺の高さが考慮されていないのでしょう?
建築家が設計しているんですから、天井が低くなっても風呂場の床を高くするとか、方法はあったように思えるのですが...

なんだか否定的な意見ばかりですみません。

それは考えませんでした
名前:うだうださん(2004/3/25)
じゃんさん、お返事ありがとうございました。客が落下したときの責任、などということは考えてもみませんでした。たしかに家を作るということにはそのような責任も生じるものなのですね。考えが及びませんでした。ありがとうございました。
ご参考として
名前:ザ・ハウス(2004/3/26)
うだうださん、こんにちは。

「検査済証」がない場合に不利になると思われることとして、次のことが考えられます。

特定行政庁や民間審査機関によって対応は大きく異なるようですが、新築と同様に建築確認の申請が必要な「延床面積が10平米を超える増築、改築」を行う場合には、検査済証がないと申請が受け付けられないことがあるようです。

建築確認申請が受け付けられた場合でも、増築、改築を行う際には、これと同時に既存の建物に対しても建築法規の基準に適った改修を求められる場合もあるそうです。

また、今のところ中古住宅に対する融資に「検査済証」が必要とはなっていないようですが、新築においては、検査済証を取得しないと住宅ローンの融資をしない金融機関が増えつつあります。
ちなみに、数年前までは、住宅金融公庫の融資に「検査済証」の取得は条件とされていませんでしたが、現在では必要となっています。

こうした流れを踏まえて考えてみますと、中古住宅の取得についても、今後、検査済証が必要とされる時期が来るかもしれません。

そうなった場合には、万一、検査済証がない建物を売却しようと思っても、次に購入する方が住宅ローンを組むことができず、思うように売却が進まない可能性が生じます。

最終的にはご自身のご判断によるところになりますが、将来的なリスクも十分にご認識された上で、後悔のない選択をされることをお勧めいたします。

ありがとうございました
名前:うだうださん(2004/4/8)
お返事ありがとうございました。建てたばかりの人間にはぴんと来ないことばかりですが、何十年後のことはわかりませんものね。まじめに考えて見ます。
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