隣地と高低差がある場合

段地の場合
名前:えでぃちゃんさん(2013年3月9日)
隣地と自地との境界で双方の土地に高低差(段違い土地)が有る場合には「基準の高さ」はどちらの土地の高さで考えるのでしょうか?
隣地と高低差がある場合の北側斜線
名前:ザ・ハウス(2013年3月9日)
「えでぃちゃん」さん、こんにちは。

ご質問の内容から想像しますと、隣地との高低差があるとのことですので、恐らくは「北側斜線がかかる基準の高さ」をお知りになりたいのではないかと推測いたしました(もしこの前提が間違っていたら申し訳ございません)。

この前提でご説明しますと、北側隣地が計画地よりも1M以上高い場合は、(高低差-1M)/2だけ敷地の地盤面が高い所にあるとみなして北側斜線の計算をします。

なお、北側隣地が計画地よりも低い場合は、高低差のない敷地と同じ考え方で北側斜線制限の計算をします。

詳しくは、北側斜線制限の記事をご覧ください。

隣地斜線制限は北側のみに有効?
名前:えでぃちゃんさん(2013年3月11日)
ご回答を頂き、有り難う御座います。

見ての通り、私は隣地斜線制限のサイトの質問コーナーで質問しています。

自地が東側で隣地が西側です。今は同じ高さですが造成工事が入り、隣地が1mくらい高くなる予定みたいです。今は隣地には建物はありませんが、隣地が高くなり且つ建物が建つとなると午後の日差しが激減します。

わざわざ北側斜線制限と云う言葉を引っ張ってきて説明して下さっているということは隣地斜線制限とは北側だけが対象と云うことでしょうか? ということは、このまま手を拱いて待つしかないということでしょうか?
少し回りくどいご説明になりますが・・・
名前:ザ・ハウス(2013年3月11日)
「えでぃちゃん」さん、こんにちは。

少し回りくどいご説明になりますが、お付き合いください。

隣地斜線制限も北側斜線制限も、一定の高さからかかる斜線制限です。

しかし、この2つの制限では、その「一定の高さ」と「対象(起点)となる敷地」が異なります。

隣地斜線は方位に関係なく「全ての隣地」を対象にする制限で、隣地境界線を起点に「20M」(注1)の高さから規制を受ける斜線制限です。

一方、北側斜線の制限は、「北側隣地」境界線を起点に「5M」(注2)、または「10M」(注3)の高さから影響を受ける斜線制限です。

つまり、隣地斜線制限よりも北側斜線制限の方がより厳しい制限のため、住宅を建てる場合は、実質上、北側斜線の制限の影響を考えれば良いことになります。

先の回答で北側斜線制限のご説明をさせていただいたのは、これが理由です。

なお、北側隣地への制限とは言っても、真北方向に対して測定しますので、敷地の方位がふれている場合は一方向だけでなく、北側に面するそれぞれの敷地に対して制限が及びます。

つまり、「自地が東側で隣地が西側」であっても、もし敷地の方位がふれている場合は「えでぃちゃん」さんの敷地が北側斜線の対象となることも考えられます。

具体的にお調べいただくには、役所の都市計画課等で隣地がどの用途地域にあたるかをお調べいただき、隣地との関係が分かる地図をご持参の上でお問合せいただければ、「えでぃちゃん」さんの敷地が北側斜線制限の対象となるかどうかを教えていただけるはずです。

(注1)20Mの高さから規制を受けるのは、用途地域が住居系地域(第1・2種中高層住居専用、第1・2種住居、準住居)の場合です。なお、第1種・第2種低層住居専用地域では隣地斜線制限の適用はありません。

(注2)用途地域が第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域の場合。

(注3)用途地域が第一種中高層住居専用地域・第二種中高層住居専用地域の場合。なお、この地域で日影による中高層の建築物の高さの制限がある場合には、北側斜線制限の適用はありません。

公図で見ますと
名前:えでぃちゃんさん(2013年3月14日)
境界は南北より時計廻りに40度くらい振れています。自地が東南で隣地が西北です。自地が東南であれば日陰になりにくいと思われますが境界は40mくらいあります。隣地の東南の位置から境界沿いに建物が建つと、1mの高低差+建物の高さが日差しを遮りかなりのダメージです。自地には建物は建てませんが、たとえ1時間の日照時間が奪われても大変な事態に陥ります。自地には建物が無い上に隣地は1m高くなりますので、隣地に対して日差しの障害を起こすことはありません。因みに、現地は第1種・第2種低層住居専用地域ではありません。
ありがとうございます
名前:ザ・ハウス(2013年3月15日)
「えでぃちゃん」さん、こんにちは。

ありがとうございます。お返事をくださった内容から、だいぶご状況が分かって参りました。

「第1種・第2種低層住居専用地域ではない」とのこと、また、「境界も40mくらい」あるとのことですので、隣地には比較的大きく、高い建物が建つ可能性が考えられる地域なのですね。

隣地に建物が計画される場合には、当然、建築基準法に則った形で計画がされることになるかと思いますが、具体的な状況によって「日照権が侵害されている」と認められる場合には、建築自体を差し止める請求や損害賠償請求が可能ですので、各行政の法律相談窓口や弁護士にご相談されることをお勧めします。

詳しい人に訊いてみます。
名前:えでぃちゃんさん(2013年3月15日)
20mなんて「高層ビル」はこんなド田舎には立ちません。たとえ数メートルの高さの建物でも大ダメージなのです。こちらの土地には建物はありませんが、生産の観点から日光は必要欠くべからざる要素なんです。

詳しい人に訊いてみます。お世話になりました。
まじめな家づくりセミナー