擁壁隣接地での建築

擁壁隣接地について
マーティさん(2009/02/11)

今家を探していていろいろなモデルルームみているところなんです。先日気になる区画がありました。そこはひな壇区画で、下に車を停め上に家が建つ構造で居住スペースより下(駐車場の横)に部屋を作ることができる箇所があり、うちの夫はそれがとても気に入りとりあえず設計士さんが図面を書いてくれるとのことでその区画はおさえてもらいました。そこは角地なんですが敷地の北側に地上から1階天井までの高さの擁壁が隣接しており、その擁壁の上は細い歩道です。そういう場所に家を建てることによって生じる問題ってあるのでしょうか。

建物の計画に制約が生じる場合があります。
ザ・ハウス(2009/02/13)

マーティさん、こんにちは。

特に擁壁が古い場合には、注意が必要です。
擁壁の耐久性が立証できない場合には、建物の計画に制約が生じる場合があります。

例えば、万一、擁壁が崩れてきてしまった場合にも建物に影響が及ばないように、建物の構造を一部鉄筋コンクリート造にしなければならないケースや、建物の壁が建つ位置を擁壁から一定距離分、離さなければならない場合があります。

建物の構造が鉄筋コンクリートになれば、木造よりもコストが掛かることになりますし、必要以上に擁壁から建物を離して建てなければならない場合には、建物の間取りに思っていた以上の制約が生じてしまうことがあります。

新たに造成された土地であれば、恐らくこの擁壁も同時に新しく建てられた可能性が高いと思いますので、これらの制約は生じないかもしれませんが、念のため不動産業者にご確認をされた方がよろしいかと思います。

また、擁壁の構造的な問題とは別に、北側に高い擁壁を背負っている場合には、そうでない場合に比べて風通しが悪くなるため、建物への湿気の影響が多少出てくるかもしれません。

ただこれらの懸念点はあるにしても、お気に召されたからにはきっと「いいな」とお感じになられたポイントがお有りになると思いますので、この点と総合的にご判断されることをお勧めします。

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