土地は気に入っているけれど

契約の契約って、ある?
名前:とろんさん(2001/5/16)
土地を大変気に入って購入考えています。ただし土地の所有者でもあり、建築士でもあり、建築事務所の経営者でもある、工務店の建設が条件です。土地の申込金ということで10万円支払いました。(土地は自己資金で一括支払う予定)建物の予算を伝えて、見積もりを依頼しましたが、あまりにもかけ離れており躊躇しています。次回20万円支払った時点(ここで契約となるらしい)で、手付となり、返金されませんので慎重になっていますが、契約や、住金の申し込みをせかされています。土地の予約と契約の期間は特に指定されていませんので、私としてはじっくりと見積もりを煮詰めて契約したいと思っています。契約のための約束(契約)は特にしていませんが私のその土地に対する、優先権は確保されるのでしょうか?
工務店の経営上の思惑がわかるような気もしますが、私にとっても最初で最後の大きな買い物と思っています。
土地は素晴らしいので、その工務店とも関係を崩さず、なんとか新居を構えたいと思います。契約に関して、そして施主と工務店、建築士の方との人間関係について後者の立場から、本音をおきかせください。よろしくお願いします。
売買契約と請負契約
名前:上田 勝さん(2001/5/18)
とろんさん、こんにちは。

内容から考えますと、建築条件付の土地購入ということだと思います。契約には土地の売買契約と請負契約との2種類がありますが、この二つは別の契約で、通常売買契約をした後に、請負契約を交わします。したがって売買契約に先だって請負契約を交わすことはできません。

建築条件付の販売は、一般に売建住宅と言われ、売買契約を結んで三ヶ月後に指定の業者と請負契約を結ぶ条件で売られる土地のことを言います。ですから、土地と建物の抱き合わせで販売する建売住宅とは違いますので、その点を業者に確認する必要があるでしょう。中には建売と同じやり方で契約を結ばせようとする業者がいますからね。

ところで土地は自己資金で購入されるということですから、公庫の申し込みを急ぐ理由はないはずです。売買契約を結んで3ヶ月間の猶予期間があるわけですから、その間に見積もりとプランを決め、建築確認申請を終了した後に請負契約を結んでも間に合うはずです。私どもの工務店では原則的に建築確認が受理されてから請負契約を結びますが、多くの場合、申請用の設計に入る前に契約を結んでいるようですね。

当たり前のことですが、工務店は専門知識があり施主は知識がないのが普通ですから、わからない点についてはとことん納得のいくまで説明を求めることが、双方の信頼関係を作る絶対条件です。例えば予約金を入れているからと言っても相手も商売ですから自ずと限界があるはずで、そうしたこともきちんと確認しておく姿勢が必要です。

建物部分で予算を大きく超えてしまう場合、どこに問題があるのかをきちんと質問し、希望予算内で無理だというならばそもそも請負契約は成立しませんので、無理に売買契約を結ぶべきではありません。肝心なことは、わからないことはとことん聞くということです。そうせずにただ疑心暗鬼でいるよりはずっとお互いにとって有益なはずです。

ありがとうございました。
名前:とろんさん(2001/5/21)
ご丁寧なお答えをありがとうございました。その後を結論から報告しますと、その工務店とはすべての話がなかったこととして、予約金を返してもらいました。
理由は、住金、保証、諸経費、など一つずつに説明を求めたところあまりにもあいまいで何一つ合点がゆかなかったためです。近所の住宅展示場でそれらを尋ねるとすっきりと説明してもらえ、様々な経費を上乗せして見積もられていた事がわかりました。土地の由来なども第三者からの情報とは全くかけ離れており、今後その工務店と様々な交渉をしてゆく気力がなくなりました。
今回の件で、信頼というものの重みをひしひしと感じることとなりました。こちらにも勉強不足がありお互いの意思の疎通ができなかったと思います。これを生かして、私達の理想により近いものを模索してゆこうと思います。
わからないこと、問題がよく分かったことに意味があったと思います。
ありがとうございました。
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