鉄骨造のHM選び

鉄骨造
名前:トモさん(2013年7月4日)
現在、鉄骨造で新築を考えています。

ヘーベルと積水を先週末に見てきたのですが、担当者に話を聞いてもあまり違いが分からず帰ってきました。

営業の方は、当然いい事しか言わないでしょうから、知識の少ない消費者が判断するのは難しいです。専門家の方からみた時、上記の2社では、どちらが価格や性能からして安心できますか?

また、その他にも鉄骨造でいいメーカーがあれば教えて下さい。
ぜひ、総合的なご判断を
名前:ザ・ハウス(2013年7月4日)
トモさん、こんにちは。

個々のハウスメーカーさんの評価については、この場でのコメントは差し控えさせていただきますが、構造に鉄骨を採用しているハウスメーカーには、ダイワハウス、トヨタホーム、パナホーム等もあります。

ハウスメーカーの性能カタログ等では、外壁材や断熱材、構造材等の部材単位で強度や耐火、防音などの性能が比較されていますが、ただ単に部材単位の性能比較だけをしてもあまり意味がありません。

建物の構造の強度を計るには、バランスも含めた総合的な評価が必要ですし、住宅の耐火や防音性能は、開口部などを含めた他の部材との組み合わせや総合的なバランスによって決まるからです。

立地条件や環境も含めると1つとして同じ建物はないと言っても言い過ぎではありませんので、あまり部材単体の細かな性能比較だけに捉われ過ぎないようにご注意ください。

構造はすでに鉄骨造に絞っていらっしゃるようですので、あとは「プランの自由度」、そして「標準仕様」の内容に着目してご検討をお進めになるとよろしいのではないかと思います。

まず、「プランの自由度」についてですが、各ハウスメーカーさんに同じご希望をお伝えした上で、できあがったプランをご覧いただくと、各社のできることとできないことがはっきりと浮かび上がってくると思います。

ハウスメーカーは、別名、プレファブ化住宅、工業化住宅と言われているように、各社毎にあらかじめ国から認可を得た構造材や金物等で建物を構成していく家の作り方です。

ハウスメーカー毎に事前に認可を受けた制約の中でプランを構成していきますので、仮に同じ間取りの希望を伝えても、天井高や柱が必要な位置がそのハウスメーカー毎に違う結果になるはずです。

例えば、「この位置には絶対に柱が出て欲しくない」という位置にどうしても柱が必要なハウスメーカーもあれば、柱が無くても構造的に成立するハウスメーカーもあります。

このように、ハウスメーカーによっては、トモさんが重要視している間取りの希望が適わないケースが出てくることもありますので、この点をポイントとしてプランを評価してみるとよろしいのではないかと思います。

「プランの自由度」を検討したら、次に「標準仕様」の内容をご検討ください。

見積りを依頼し、そのハウスメーカーが採用している標準仕様のグレードとバリエーションの説明を受けてみるとよろしいかと思います。

ハウスメーカーでは、より多くの人に当てはまる標準仕様を事前に設定し、これを一括して仕入れることによって建て主にコストパフォーマンスの高い資材を提供しています。

つまり、そのハウスメーカーが設定する標準仕様が、トモさんのご希望に近ければ近いほど、ご予算の中でコストパフォーマンスの高い家ができる可能性は高まりますが、反対にご希望とハウスメーカーの標準仕様に大きな差がある場合は、追加のオプション工事が多くなり、結果として建築コストが割高になる可能性が高くなりますのでご注意ください。

また、ハウスメーカーの家づくりに関して言えば、営業マンが家づくり全体の成否を決めるプロジェクトマネージャーの役割を担っていると言えます。

設計に制約があり、生産管理された工場で部材が作られ、現場での施工比率が低いハウスメーカーの家づくりの場合、家そのものの計画に入ってしまえば担当者(人)によって差が出る余地は、他の家づくりの方法に比べてそれほど大きくありません。もし大きな差が出るとすれば、制度や仕組みが整っていない家づくりの前段階、つまり「契約まで」の段階と言えます。

ハウスメーカーの家づくりは、契約を結んだ後に細かい仕様の打合せが行われますので、契約までに営業マンと打合せた内容がもとになって、その後の家づくりが進められます。

営業マン次第で家づくり全体の優劣が決まる部分もありますので、営業マンの資質を見極めることも重要です。

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