契約解除の際に手付金は返ってくる?

ハウスメーカーとの契約解除について
名前:迷える羊さん(2012年9月20日)
はじめまして。今、とても悩んでいる事があり、ご相談します。

あるHMと5月に工事請負契約をし、今、設計の最終確認と内部仕様について検討を重ねているところです。

まだ土地も仮契約で、来月頭に本契約になる予定です。

打ち合わせを重ねるにつれ、HMの担当者の誠意のない態度や、もともとこだわっていると伝えている物がすべて一番低い仕様で契約になっており、私たちがグレードをアップしたいと言うと、私はお金さえ払ってくれれば構いません、と言われ、費用も追加追加となっています。

契約時には規格でちゃんとしたものになっているのがうちのHMです!と豪語していたのですが、安いトイレや床材、壁紙と素人では契約時にはわからないところでコストダウンさせていたようです。

もともと土地の場所があまり気に入らず、しかし家にお金がかかるのですから、と言われ、その場所しかなく、何度も悩んだ末に決めたものでした。

家が好きな物が建てられず、営業もそんな感じの対応をされると、土地からすべて考えなおしたい気持ちでいっぱいになってしまいました。

高い買い物ですので、いやな気分では進めたくないのですが、契約解除は可能なのでしょうか?

ただのわがままとなってしまうのでしょうか?

また、可能な場合は、100万円の手付金以上の違約金がかかるのでしょうか?

長文で申し訳ないのですが教えてくださると助かります。

請負契約の特性を理解しましょう
名前:ザ・ハウス(2012年9月22日)
迷える羊さん、こんにちは。

せっかくの家づくりですので、ご納得の上で気持ち良く進んでいきたいと思われるお気持ち、とても良く分かります。

一般的なハウスメーカーでは標準仕様が決まっており、施主から特段のご要望がない限りは、最初に提示される金額はこの標準仕様で提示されることがほとんどです。

標準仕様以外のご要望を取り入れていくと、当然ながらその分の費用は高くなっていきますので、契約締結時の説明が不十分だったり、内容が十分に伝わっていなかった場合には、残念ながら契約後のトラブルに発展してしまうケースもあるようです。

ご質問の件ですが、迷える羊さんのご状況が詳しく分かりかねますので、一般論になってしまいますが、まずは請負契約の性質についてご説明が必要かと思います。少し回りくどい説明になりますが、お付き合いください。

請負契約とは、相手に一定の仕事を完成することを依頼し、その結果に対して報酬を支払うことを約束することを言います。

本来、契約は一度成立したら一方的にやめることはできないのが大原則ですが、請負契約の場合は、仕事が完成する前であれば、請負人が被る損害を注文者が賠償することによって、契約を取り止めることができるとされています。

つまり、施主はすでに締結した契約を解除することはできますが、その際は、ハウスメーカーが準備した資材やそれまでに掛かった作業に対する費用を支払う必要が生じます。

これらの費用を精査した結果、最初に支払った手付金以上に違約金が生じるケースも少なくありません。

ただし、解約に要する取り決めや額については、請負契約書の契約約款の中に違約金に関する条項があると思いますので、まずはそちらをご確認ください。

解約に際して一定の違約金が生じる可能性が高いとはいえ、今回のケースでは、標準仕様の内容についてハウスメーカーからの説明が不足していた可能性も否めませんので、迷える羊さんがご納得のいかない点に関してはしっかりと主張され、ハウスメーカーの上司の方にもご同席いただいた上でお話し合いに臨まれることをお勧めします。

追伸
名前:ザ・ハウス(2012年9月22日)
>あるHMと5月に工事請負契約をし、今、設計の最終確認と内部仕様について検討を重ねているところです。

>まだ土地も仮契約で、来月頭に本契約になる予定です。

とのことですが、「仮契約」は「契約」、「本契約」は「引渡し(決済)」ではありませんか?

また、その土地の契約は、「建築条件付き売地」としてのご契約となっていませんでしたか?または土地の契約が通常の売買契約となっていたとしても、当初は「建築条件付き売地」での契約を結ぶというような説明はありませんでしたでしょうか?

建築条件付き売地に関しては、詳しくはこちら↓のページでも解説をしていますので、ご参考にご覧下さい。

http://chumon-jutaku.jp/knowledge/buy_land/3-2/1840/

こちらのページでもご説明していますように、建築条件付土地では、土地の売買契約をいったん結び、その後に指定の業者と建物の工事請負契約を結ぶのが本来の姿です。

しかし、場合によっては、建物の内容が十分定まっていないにも関らず、土地の売買契約と建物の工事請負契約を同時に結ぶことが当然のこととして説明されることがあります。

また、土地の契約を結ぶ前は「建築条件付きです」と説明をしておきながら、実際は建築条件付き売地としての契約は結ばず、単に土地の売買契約と建物の請負契約を結んで、建築条件付き売地の契約で生じる白紙解約の可能性を逃れようとするケースもあります。

もし、今回のお話しがこのようなケースに当たるとすれば、毅然とした態度でお話し合いに臨んでください。場合によっては、管轄している都道府県の宅建業の指導をしている部署がありますので、そちらにもご相談されるとよろしいかと思います。

少し話し合ってみることにします
名前:迷える羊さん(2012年9月23日)
ザ・ハウスさん

お返事ありがとうございます。

やはり契約時は何も説明が無い場合は標準仕様なのですね…。

そして、違約金もかかりそうですね…

我が家の場合、こちらのハウスメーカーを止めるなら、土地も違う場所が良いので、(家にお金がかかりそうだったので、少し遠い土地で手頃な土地を選んだのです)土地とハウスメーカー、両方に違約金がかかってしまいそうです。

他の方のブログを読むと、こだわっている箇所は、営業さんが気を利かせて

良い仕様にしていて助かった、などの記載をよく目にしたので、

最初からこだわりの強い個所が特に説明なく標準になっている箇所ばかり

だったので、悲しくなってしまいました。

次回打ち合わせの時にでも、営業さんにこちらの思いをぶつけてみようかと思います。

実は、こちらに相談した後に、土地の方にも違約金がかかるのでは?と思い、

申し込み書類を確認しました。

(土地は契約条件付きではありません。ただ、造成前の為手付という形になっていました)

書類には違約金が購入代金の20%となっていました。

そんな額は用意できないので、結局このまま進まざるを得ないか、

ハウスメーカーを変えるかのどちらかになってしまいそうです。

ハウスメーカーに不信感があること、自分達がどういう家を望んでいるかを

今一度はっきりと伝えたいと思います。

今の営業さんは、頭の回転は速いのですが、口ばかりの事が多く、

軽く請け負って、後からそんなこと言いましたっけ?とか

契約前に話してあったことを、契約後に言うと、

「そんなにたくさんつけるなんてバッカじゃないの?」とか

悪気はないのでしょうが、言われるとちょっとカチンとくるのです。

私たちも予算に限りがあるので、良いお客様ではないのでしょう?

「打ち合わせにも人件費がかかってるんですからね」と

言われたり、最近悲しい言葉が多くて…。

で、考えてしまった次第です。

少し話し合ってみようと思います。

本当にありがとうございました。

良い形でまとまりますように
名前:ザ・ハウス(2012年9月24日)
迷える羊さん、こんにちは。

結果的にこのままお進めになることになったとしても、解約されることになったとしても、これまでの対応で不信感をお感じの部分については、一度話し合いの機会を持って、率直にお伝えした方がよろしいかと思います。

迷える羊さんの家づくりが良い形で進みますことを影ながらお祈り申し上げております。

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