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建築家選びを始めるタイミング

建築家選びを具体的に始めるタイミング
名前:Danishさん(2003/6/12)
実家を建て替え二世帯住宅にする計画があります。
基本的には建築家にお願いする形を取ろうと思い、いろいろ勉強中です。このサイトも大変有益な情報が詰まっているので、いつも参考にさせていただいています。

ところで、建て替え計画に入る前にクリアすべき問題があります。具体的には隣家との境界を確定させるということです。これ自体は既に専門家に入っていただき、方向性も見えてきて概ね問題はないのですが、最終的にかたづくまで最低でもあと2ヶ月?3ヶ月程度はかかると見込まれています。

まだかたがついていないこのような状況において、お願いする方を選ぶ行動を起こしてもよいものなのか、(当然きっちりとした敷地図面等はこれからです)やはり新しい敷地が確定し登記が済み、図面が固まってからの方がよういのか思案しています。固まってからではどんどん遅くなってしまうような気がしますし。

アドバイスをいただけると助かります。
宜しくお願いいたします。

スタート!しましょ
名前:じゃんさん(2003/6/14)
Danishさん、はじめまして。

私の経験ですが、3年前の8月、建築家選びをスタートし、最終的に決定したときには12月になってました。
当然ここから本格的に設計スタートです。

2?3ケ月の間に建築家を探す、というのはちょうどいいかもしれません。
むしろじっと待ってないでモチベーションが高いうちに動き回るほうがいいですよ。

ちなみに建築家と話をはじめても、そんなにすぐには具体的な話にならないですよ。
土地探しから依頼する人もいるくらいですから、あまり気をまわさず、まずは気になる建築家にコンタクト!です。

アドバイスありがとうございます!
名前:Danishさん(2003/6/15)
じゃんさん、こんにちは。

経験者の方のアドバイス、とてもありがたく思います。

おっしゃるとおりで、依頼する建築家の方を探すのはきっととても時間がかかることなんですよね。もしかして、一人目で”運命の出会い”がないとも限りませんが(笑)。
その意味では、2?3ヶ月なんてあっという間なんでしょうね。自分でもきっとそうかなとも思ってはいたのですが、背中をおしていただけたようで、よかったです。
早速行動を開始して行こうと思います。

ちなみに、話をはじめてもそんなにすぐに具体的な話にならない、というのはどういうことなんでしょう。
やぱり人となりをお互い知る、というプロセスがあるということなんですかね。

なにはともあれ、頑張りたいと思います。
また、経験者の声をお聞かせ下さい。
どうもありがとうございました。

是非ご相談ください
名前:ザ・ハウス(2003/6/16)
Danishさん、こんにちは。

じゃんさんのおっしゃるとおり、建築家探しにはいいタイミングです。
隣地境界線が確定していなくても基本設計には入れますので、あと半年もかからないのであればまったく差し支えありません。

さて、最近建築家の方から「建築家の知名度が上がったのはいいことだけれど、訪ねてくる方にかなりの時間を割かれる。その割りに戻ってくる方は以前に比べてずっと少ない」とのお話を伺います。

確かに組織的な設計事務所と違って、いわゆるアトリエ系の建築家は他のスタッフが応対するわけにもいきませんし、限られた自分の時間で直接訪ねてこられた方にていねいに対応することが物理的に難しくなっていることは確かなようです。

例えば、1組の方に2時間かかるとして、1ヶ月に10組の方がいらっしゃれば20時間、それだけでゆうに月の業務時間の10分の1がとられてしまい、現在抱えている設計や監理業務にも支障が出てきます。

先日も、ザ・ハウスの登録建築家に直接連絡したけれど会ってもらえず、ザ・ハウスを通じてご面談をセッティングしたケースがありましたが、その建築家の方は決して傲慢な方というわけではありません。

やはり最近のいくつかの苦い思い出と、非常に限られたご自分の時間を天秤にかけた末の仕方のないご選択だったのだと思います。

もちろん、建て主側が悪いわけでもありません。
いい家づくりには、いろいろな建築家とお会いになって比較検討されることは大変大切なことですし、また建て主の当然の権利かと思います。

やはり、これはアトリエ系の建築家で建てる方法の一つの構造的な問題であり、現時点では仕方のない問題と考える以外にはありません。

そんな状況の中で、よりいっそうザ・ハウスが皆様のお役に立てるのではないかと思います。

登録建築家からよくいただくご意見は、「ザ・ハウスから紹介されるお施主様は、建築家との家づくりの基本的な知識をもっているし、土地や資金繰りなどの基本的要件も整っている。またきちんとマッチングを経てきているので計画が進む可能性が高く、信頼関係も早い段階で築ける」ということで、計画に入ってからも時間を有効に使えるとご認識いただいているようです。
もちろん、これは建て主側にも大きなメリットといえます。

またザ・ハウスとの継続的な関係からも、ザ・ハウスのお客様にはいっそう前向きにご対応いただけるようです。

是非、一度ご相談ください。

最初は
名前:じゃんさん(2003/6/17)
Danishさん、こんにちは。
微力ながらお役に立てたようで、なによりです。

>話をはじめてもそんなにすぐに具体的な話にならない、というのはどういうことなんでしょう。

ちょっと私の表現下手でした。
ある意味最初から具体的なんですが、最初はおおよその土地の条件や依頼主の希望等から建築家が提案する、アイデアレベルのプレゼンなんですよね。
場合によって何度か案が練られた後、気に入れば本契約で非常に具体的な家づくりに入り、違う...と思えば断って次の建築家を探す、という繰り返しです(繰り返さない方もたくさんいると思います)。

専門家ではない依頼主から見ると、どの建築家も非常に魅力的で、最初の人で決まっちゃうこと、多いかもしれません。でも自分の経験からは、まず数人の方とお話するのをおすすめします。
ザ・ハウスさんがそれについて危惧しているようですが、それは世の中の変化に対し建築家が企業努力で順応していけばいいことであって(できない人は淘汰されるでしょう)、我々建てる側が考えることではありません。
もちろん何の前知識も無く、半ばひやかしのように彼らの手を煩わせるのはもっての他ですが...
少なくとも私がコンタクトした方々は、一人を除いて
皆さん誠実に対応していただけました。どなたも一線で活躍されています。

少々話がそれました。
是非素敵な建築家に巡り会い、Danishさんにとって最高のお家が建てられるよう、がんばってください!

意見
名前:じゃんさん(2003/6/17)
ザ・ハウスさん、いつもBBS楽しく利用させていただいています。
上の記事を読み、少々思ったことがあります。

今から10年以上前、親の土地を借りて家を建てようと計画したことがあります。
当時住んでいた近所に、小さな一軒家の喫茶店がありました。駅の行き帰りにその前を通る度、素敵な家だなあ、と思っていたので、思いきって店のオーナーに聞いてみたんです。やはり建築家の仕事でした。
紹介を受け、コンタクトし、事務所に伺い、非常に有意義な一時を過ごしました。当時新々気鋭な二人組の小さな事務所でしたが夢が一杯で、是非お願いしよう、と思いました。
残念ながら土地が使えなくなってしまいましたが、忘れられない経験です。
その後再度家の計画を始めたときは当時と自分の好みも変わっていて、その建築家の門をたたくことはありませんでしたが、調べる中で今でも第一線で活躍されていることがわかり、さらに例の喫茶店の近所にも家を設計されていて、あ、自分と同じに思った人いたんだ、と嬉しく思いました。

ザ・ハウスさんのシステムは双方のリスクも少なくなり、結果的に経済的にも効果があるのかもしれませんが、

>ザ・ハウスの登録建築家に直接連絡したけれど会ってもらえず、ザ・ハウスを通じてご面談をセッティングしたケースがありましたが、

という話、なにかおかしくないですか?
なぜその建築家さんは断ったはずのクライアントとザ・ハウスさんを通じてだと時間を割くのでしょう?
逆にマッチングの企業が増えることで、個人と建築家との出会いに支障をきたしたりしないでしょうか。

更にはいつも同じ傾向のクライアントを振り分けることにより、登録建築家の今までと違う可能性を摘んでしまうことにもならないか...

なんて、あまり度が過ぎると営業妨害になるのでやめます。
別に邪魔しようと思ってはいません。今の時代には適切かつ必要なシステムであることは否定しません。
ただ、今回のような暗に個人のクライアントが行動することを限定するような内容を書くことだけは、やめてください。
言葉尻は柔らかいですが、明らかにそう受け取れます。

以上、迷惑でしたら、消去ください。

じゃんさんへ
名前:ザ・ハウス(2003/6/18)
じゃんさん、こんにちは。
いつも書き込みありがとうございます。

> ザ・ハウスさんがそれについて危惧しているようですが、それは世の中の変化に対し建築家が企業努力で順応していけばいいことであって(できない人は淘汰されるでしょう)、我々建てる側が考えることではありません。

アトリエ系建築家は企業とはいえません。
前述の通り、組織的な設計事務所であれば、建て主はその設計事務所に来たわけで、担当が誰になってもかまわないわけですが、アトリエ系の場合は少なくとも基本設計はすべて本人が対応するというのが原則ですので、宿命的に引き受けられる仕事数に限界があります。
ザ・ハウスでも建築家も市場原理の内側にあり、競争原理が働く対象という前提に立っていますが、仕事量の増加に見合って組織を大きくすればよい、ということが不可能であり(だから企業とはいえません)、時間がないという問題ばかりは当の建築家にもどうしようもありません。

また、忙しくて新しい建て主と話す時間がない建築家は、仕事がいっぱいだから会えないのであって、淘汰される方向にありません。

つまり、是非依頼したいのに忙しい建築家に会えずにお困りになるのは、建築家ではなく建て主側なのです。

> 逆にマッチングの企業が増えることで、個人と建築家との出会いに支障をきたしたりしないでしょうか。

本当にそうであれば、ザ・ハウスは会社をたたみます。
なぜならば、ザ・ハウスを設立する際に、建築家や建て主の方々にお会いして気づいたことは、「建築家との家づくりのトラブルは、ほとんどがコミュニケーションギャップから起こる」ということです。

建築家が土地探しやローン付けまでしてくれると思っている建て主。
はっきり否定しなければ、肯定されたと思ってどんどん図面を進める建築家、などなど。

どちらが悪いということではなく、建て主、建築家双方が加害者であり被害者であるという現実があり、その最大の理由は双方の家づくりや建築家の職能に対する認識のズレを同じところまですり合わせてくれる場所がないということです。

そういう役割をする存在があれば、もっと建築家が設計する良質な住宅を本当に必要な方たちに提供できるだろうと考えました。
それがザ・ハウスの設立の趣旨です。

>> ザ・ハウスの登録建築家に直接連絡したけれど会ってもらえず、ザ・ハウスを通じてご面談をセッティングしたケースがありましたが、
> という話、なにかおかしくないですか?
なぜその建築家さんは断ったはずのクライアントとザ・ハウスさんを通じてだと時間を割くのでしょう?

前述の通り、そのほうが建築家にとって時間を有効に使えるからです。
正確に言えば、ザ・ハウスからの紹介ということで、「冷やかしではなく本当に自分に依頼したい方なのだぁ」と実感したからです。
ただし、効率的に立ち回って、住宅設計で大もうけしようと思っている建築家はほとんどいません。
(正直申し上げて住宅設計は儲かりませんし、ザ・ハウスへの手数料は建て主負担ではなく、建築家の負担です)
むしろ住宅が好きでしょうがないとか、一般の方に喜んでいただきたいという志の高いかたばかりで、そういう方だからこそ、自分の限られた人生の時間を有効に使いたいと思っていらっしゃり、これは誰にも批判できない人間固有の権利です。

ザ・ハウスにいらっしゃるお客様の半分以上の方は、土地がなかったり、予算が足りなかったりでマッチングまで進まない方です。
私どもは多くの時間を割いて、このような方たちのご計画の基本的な要件整備のお手伝いをさせていただいていることを大変誇りに思っています(もちろん無料です)。

しかし、もしこれらの方たちがご自分のご計画に不備があることがお気づきにならないまま、複数の建築家のところにいらっしゃっていたら、全体として多くの建築家の時間(もちろんその方々の時間も)がムダに費やされ、建築家から見れば本当に依頼したい方たちの依頼を受けられない、建て主側から見れば、要件も整っているし本当に依頼したいのに会ってももらえない、ということがより多く起こりうるのです。

じゃんさんが家づくりをされたのは少し前かと思いますが、この1年ほどで状況は変わっています。
例えば、第一線でご活躍の方で契約前にプランを書く方は少なくなっています。
これも決して「売れているから高飛車になっている」のではなく、本当に書く時間がないのです。(建築家はプランを書くこと自体を好きな方が多く、本音はむしろ書きたいと思っているようですが・・・)

ザ・ハウスでは建て主と建築家は、まったく対等なパートナー関係でなければならないと思っています。
よって、じゃんさんのご意見から一貫して感じ取れる、「必要以上に建築家に遠慮したり持ち上げたりすべきではない。建築家が努力して建て主側に合わせるべきだ。」というお考えには第一義として賛成です。
しかし、建築家側にもどうしても努力のしようがないところがあることも事実ですし、建て主側に建築家の好き嫌いがあるのと同様、建築家にもやりやすい建て主、やりにくい建て主があることは事実です。

結局、ザ・ハウスが両者のバッファの役割を果たせばこれらの問題が少しでも解決し、建て主、建築家双方に大きなメリットがあると信じているから、この仕事をしていますし、自信を持ってDanishさんにもお勧めしています。

> 更にはいつも同じ傾向のクライアントを振り分けることにより、登録建築家の今までと違う可能性を摘んでしまうことにもならないか...

例えば、ローコストの実績のない建築家が、「自分はローコストもできるのでお施主様を紹介してください」とおっしゃることがありますが、ザ・ハウスでは同タイプの住宅を設計したことのない方を、お客様にお勧めすることはありません。
じゃんさんのおっしゃるとおり、確かに建築家の可能性を縮めることになりますが、紹介業を営む者として、建築家の可能性を広げるためという理由で、一生に何度もない大切な家づくりをしようとされているお客様にリスクを負わせるようなことはできません。
建築家の方には他で可能性を広げていただく以外にありませんし、それがザ・ハウスの割り切りと登録建築家の方にはご理解いただいています。
ただし、ザ・ハウスが「クライアントを割り振る」わけではなく、最終的にどの建築家に会うかをお決めになるのはお客様ですので、そのリスクを背負ってもどうしても依頼したいという覚悟をお持ちの方にはご紹介しています。

最後ですが、じゃんさんのようにどんどん直接建築家のところにいらっしゃって、お決めになるということは一切否定しませんし、このBBSでもそのような論調で書いたことはありません。

それが本当にいい結果を生み出すのであれば、それに越したことはないからです。
しかし、いい結果を生み出すためには、建て主側のそれなりのご努力と時間が必要であり、どなたでもできる前提としては考えづらいことをご理解ください。 

ごめんなさい、もう少し...
名前:じゃんさん(2003/6/19)
ザ・ハウス御中
私の不躾な意見に丁寧な回答いただきありがとうございます。
本当に御社はマジメな会社ですね。誠意を持ち前向きな企業姿勢、敬服いたします。

私のような素人が心配しても無意味なことかもしれませんが、今の建築業界はちょっと変な状態になっている気がするんです。
どうみてもマスコミに作られたブームに踊らされていますよね。
自分の家もいくつかの雑誌に紹介され、その片棒を担いでいるようなものなので強く言える立場ではないですが...

一時の料理人ブームのように、建築家が半ばタレントのようにTVや雑誌でもてはやされるようになるのが不安です。もう一部の高名な方がなりかけてるかも...

日本人は熱しやすく冷めやすい。
マスコミがいいというと、自分で判断せずいいものだと思い込み、それを手にしてはじめてそうじゃないことに気付く。そして次に批判的な態度を示しはじめる。

そんな日本人の大部分の人には、メーカー住宅が適していると思います。人並みに設備がそろい、高断熱、バリアフリー、耐震構造。今をときめくあらゆるものに対応可能です。

それに比べ、建築家の家はどうか。
大変な工夫をこらし、各人様々な特徴を持ち、写真映えもよく、お洒落なデザイン。ローコストの追求、今までにない生活の提案、トリッキーな構造、仕掛け。
どれも魅力的です。彼らの提案に魅せられ、惚れ込こむ。そして少々の不具合は気にしない...今のクライアントはそんな人ばかりでしょうか。
建築家は個人から多くても数人の設計集団です。
いくら知恵を結集し設計しても、特別な検証手段や試験設備も持っているわけではない。所詮大手の開発環境のレベルには及ぶところではありません。

ですから、最大公約数的な家を望まず、建築家の提案する特徴をよく理解し賛同し、少々の不自由や不具合は逆に楽しむくらいの建て主じゃないと、後に残るのは不満ばかりになりかねません。
そして訴訟が増え、変な規制が乱立し、個人レベルの建築家が存在できない世の中が来たりしないでしょうか?

これは偏見になるかもしれませんが、少し前までは妙に価格の高い専門誌でしか彼らの仕事を見ることはできませんでしたが、今ではコンビニにある雑誌にすら猫も杓子も状態で紹介される建築家。気軽なイメージになるのも仕方ないですね。
そういう状況だから、皆押し寄せる一見さんの対応に追われるんでしょう。ある意味自業自得です。
そういう状況下で今までの仕事のポリシーを失い、売り手市場に慢心し、ふと気が付くとブームは去り、客足は途絶え、過去の信用も失い...そんなことにはならないといえるでしょうか?

>例えば、第一線でご活躍の方で契約前にプランを書く方は少なくなっています。)

こんな状態、ある意味既に危機的状況かと思います。
契約前にプランの提案もなく、軽く高級車の一台もかえるような契約をしなければならないなんて...

これは私の慢心でしょうか。
建築家に家を建ててもらうって、ある程度敷居の高さが必要と思うんですよ。いくら導入の手ほどきを受け、思いのほか安易に始められたとしても、家が建つまでの苦労は計り知れません。
だから、もしザ・ハウスさんが、「誰でもできる建築家との家づくり」を目指しているんだと、少々不安なものを感じるんです。
実際不満を訴える書き込みもありましたよね。

むしろ、その企業力を使って今のマスコミによるブームを正しい方向に矯正できるような仕事の仕方をして欲しいです。

私の話は偏見に満ちていると思います。
でも、20代半ばから15年ほどそれなりに建築の世界を外から眺めてきたものの、一意見として参考にしていただければ、と思います。

再び
名前:ザ・ハウス(2003/6/20)
じゃんさん、コメントありがとうございます。

実際にじゃんさんのご心配はあたっています。
特に首都圏以外の地域では既に建築家で建てる枠組みに、すでにゆがみが生じてきています。

一部の若手の設計者(ザ・ハウスの定義する建築家には入りませんが・・・)が、メディアにあおられて明らかに基本性能を削った家を作ったり、基本的なコミュニケーション能力に欠ける方が起こるべくして起こるようなトラブルを何の自覚もなく起こしたり・・・

が、一方でザ・ハウスにご登録いただいているような中堅クラス以上の建築家の方は多かれ少なかれ、じゃんさんと同じ危機感をもっており、このブームをかなり冷静に客観視しています。
「10年後にどうなることやら。我々も建築家全体が信用を失わないようにがんばるから、ザ・ハウスもしっかりしてくれ」という声を建築家からいただきます。

もちろん、ザ・ハウスもその危機感は強く持っており、「誰でもできる建築家との家づくり」とはまったく考えていません。
住宅業界にありながら、我ながらおかしな会社と思いますが、ザ・ハウスはこのBBSと同様、何が何でも自社を売り込む営業スタイルをとっていません。

例えば、ザ・ハウスにいらっしゃっても、どう考えても建築家向きでないお客様ははっきりとその旨を伝え、建築家で建てるメリット・デメリットをもう一度整理したうえで、ご再考をお願いしています。

もちろん、ご紹介に進むお客様にも建築家と建てるデメリットとリスクはしっかりとご認識いただき、その上でご計画を進めていただきます。
よくお客様には「ザ・ハウスには言いにくい事も言ってもらってよかった」と言われますし、登録建築家がおっしゃる「ザ・ハウスからのお施主様はやりやすい」というのもこの所以です。

最近プランを書かない方が増えているのは、忙しいからというだけではなく、ある意味建築家スキームの進化であると考えています。
ザ・ハウスでは「建築家はプランで選ぶのではなく人で選ぶ」ということを軸足にしていますので、この風潮には賛成です。
これはまた書くと長くなりますが、建築家に多少でも悪意がある場合「契約させるためのプラン」を書くことは実に簡単ですし、悪意がなくても未熟な設計者ほど法律やコストの見切りができていないので、現実的でない見栄えのするプランを書いてしまいます。
若手がよく参加するような設計コンペのプランを見ますと、本当にそれどおりに建つと思えるプランはほんの一部です。
こんなことから、実際に人よりプランで選んだ建築家選びは失敗する可能性がより高いというのがその理由です。

いずれにしても、じゃんさんがおっしゃるとおり、「建築家で建てる家」は今が正念場です。
建築家との家づくりを一過性のブームに終わらせないためには、建築家やそれに関連するザ・ハウスのような会社が、建て主に本当にご満足いただける家を一つ一つこつこつと作り、建築家全体に対する信用を少しずつでも積み上げていくしかないと思っています。

話は戻りますが、そのような理由もあって、ザ・ハウスの登録建築家に依頼されなくても全くかまいませんので、とりあえず建築家との家づくりを考えている方は、一度ザ・ハウスにご来店いただき、前段のお話だけでもさせていただければ、そのあとご自分で回られるとしても、より失敗のない建築家選びができるものと考えています。

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