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建築家の保証

建築家でたてる場合について
名前:ミスミスさん(2008/09/08)
ハウス 様

いつも拝見させてもらっています。
建築家で建てる場合の以下の点について教えてください。

・構造上問題が発生した場合の保証はどうなっている 
 か?とくに、設計側に問題があった場合と施工側に問 題があった場合の2種類です。また、保障期間はおお むねどのくらいですか?

・保証体勢は、建築家ごとに異なる(施工する工務店ご とに異なる?)のか?

お手数ですがよろしくお願いします。

ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2008/09/08)
ミスミスさん、こんにちは。

>・構造上問題が発生した場合の保証はどうなっているか?

構造上問題が発生した場合、品確法は、竣工後10年間の瑕疵保証を施工者に義務付けていますので、建築家に設計を依頼した場合でも、施工した工務店が保証元になります。設計側・施工側のどちらに問題があった場合でも、施工した工務店が保証します。

>・保証体勢は、建築家ごとに異なる(施工する工務店ごとに異なる?)のか?

上記のように、保証は、施工した工務店が行います。
保証内容は、上記のように品確法によって竣工後10年間の瑕疵保証が義務付けられておりますので、最短10年の保証はつけなければいけません。しかしながら、20年保証など独自の保証を加えるところもありますので、各社によって異なります。長期保証・広い保証範囲は魅力的ですが、大手ハウスメーカーでも倒産することがありますので必ず約束されたものではないことにご注意ください。

お返事ありがとうございます
名前:ミスミスさん(2008/09/09)
ハウス 様

 丁寧なお返事ありがとうございます。
1点確認ですが、構造に問題があった原因が、「設計」にあっても、建築家は責任をとらないのでしょうか?
改定建築基準法で設計部分の検査が厳しくなっているので、そうならないとおもいますが、改定前はどうだったのでしょうか?

ご参考まで
名前:ザ・ハウス(2008/09/10)
ミスミスさん、こんにちは。

> 1点確認ですが、構造に問題があった原因が、「設計」にあっても、建築家は責任をとらないのでしょうか?

説明が不足しておりました。「誰に対して」責任をとる・とらない、ということを整理した方が分かりやすいですね。

まず、行政に対して、法律的な責任はありません。
建築家・工務店・ハウスメーカーなどの設計担当者は建築のプロではありますが、場合によっては間違えることもあります。それらをチェックするのが、行政あるいは民間の検査会社が行っている建築確認です。つまり、建築確認が下りているということは、構造には問題がない、ということです。また、建物に構造上の欠陥が生じた場合、設計に問題がないのであれば施工に問題がある、ということになります。先の回答で「施工した工務店が保証元」と回答しましたが、そのような考え方だと思います。
もちろんのことですが、確認申請の書類に偽りを記入することは、設計責任の問題というよりも犯罪行為ですので罰せられます。

次に、建て主に対して、ですが、個別の設計監理契約の内容によって異なりますので、厳密に責任のある・なしを断言することはできません。
あくまで個人的な意見ですが、構造に欠陥があった場合、設計者に責任はあると思います。設計者には最低限の安全を確保することが義務であり、また、社会的にも財産の保全に努める責任があると思います。
しかしながら、上記のように原則として設計者の責任による構造の欠陥は生じにくいと思います。設計者の設計責任を問われるのは、ハードよりもソフトの方が多いのではないでしょうか。ソフトとは、間取りや壁の色のことで、建物が完成した後、建て主から「要望と実際の建物が違う」というクレームです。これらは、設計者が一方的に悪い(恣意的に作る・設計能力不足など)こともありますが、大半は建て主とのコミュニケーションが不十分なことが原因のようです。

話をまとめますと、構造の欠陥をもった建物は建築確認が下りないので、そもそも建たないため、設計者の責任を問うか・問わないかという考えそのものがないようです。
改正建築基準法で強化された部分は、審査内容の厳密化と偽りの書類を提出するなど犯罪行為の罰則です。

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