建築家で建てた家は売りにくい?

中古になった時の建築家の住宅の価格
三方よしさん(2009/03/13)

土地を購入し、建築家と家を建てようとしているところです。永住しようと思って土地を購入したのですが、10年以内に転勤で引っ越さなくてはいけない可能性が出てきました。まだこれから基本設計の段階ですが、個性の強い家は売りにくい(価格が安くなってしまう)という話を聞いたことがありますが建築家で建てた家の売りやすさというのはどうなのでしょうか?

今考えているのは、売りやすさを考えて一般的な間取り(4LDKなど)としても使えるようにしておいた方が無難ではないか?作りつけの収納や本棚はあまり作らない。
音楽室を考えていますが、防音を考えると窓があまり無い方が良いが居室として使いやすいようにある程度大きな窓を作り採光も出来るようにしておくか?ということです。この辺りはいかがでしょうか?

難しい問題です
ザ・ハウス(2009/03/14)

三方よしさん、こんにちは。

大変難しいご質問です。

というのは、中古住宅市場においての建築家の家の取引量が十分とは言えず、参考にできる実績があまりないからです。

特に個性的な住宅の場合は、ある家を特に気に入った方がいて、たまたま高額で買い取ったからといって、その事例を全体に当てはめるのは無理があります。

一般論として推測すれば、個性のない家ほど市場が大きく売りやすいと言うのは確かだと思います。

ただし、個性のある住宅の場合、売りやすさとどの程度の価格で売れるかが必ずしも一致しませんので、ここからが複雑になります。

例えば名の通った建築家の個性的な住宅が土地柄にうまくマッチしていれば、対象者は少なくとも高値がつく場合もあり、また条件が違えば全く引き合いがなく、値段を下げざるを得ないこともあります。

リスクを小さくするのであれば、買う方は外観に左右される場合が少なくないため、建築家が標準的に考えるよりも外観によりコストをかけた方がいいかと思います。
また、間仕切りを可動式にしたり、コンセントやスイッチ類などを多めにつけるなど、幅広い使い方ができるような工夫も大切です。
さらに、キッチンや水周り、設備にお金をかけるのも売りやすくするコツです。

逆に、多少リスクがありますが、音楽室のついている住宅は需要の割には供給が少ないので、売りづらくても結果として高値で売れる可能性があります。
作り付けが多いことも喜ばれますが、作り付けはコストがかかるため、元は取れないかもしれません。

以上のように、いざ売る段になった時に、ある程度時間をかけても高値を期待するのか、なるべく早く妥当な価格で売りたいのか、というご希望によっても考え方が変わってきます。

そのあたりを整理されたうえで、建築家に売る可能性があることをお話され、綿密にご計画されることをお勧めします。

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