基準に合わないことの説明不足

断熱材とフラット35審査基準について
疑問さん(2010/02/13)

こんにちは。質問させて下さい。
現在、RCの注文住宅が竣工近くなっているものです。

住宅ローンを決定するにあたり、フラット35を
考慮に入れたところ建築家の方に、

「断熱材の厚さがフラット35の基準に該当しない、フラット35が使いたいなら、最初からこちらに言って貰うべきだった(そうすれば設計の方向性も変えていた)、そしてもしもフラット35の審査基準にそういった事がひっかかり得るという事を(施主側が)知らなかったのであれば、それは単なるリサーチ不足か、銀行側の説明不足だ」

と言われ驚いています。

今回の建物に使っている断熱材は、そもそもコストカットの為に、通常に比べて性能が落ちる(50%ほど)ものを使用しましょうと言われ受け入れた
ものです。
しかし、フラット35を利用できなくなった場合、
利用する他のローンによっては、そのコストカットもまるで意味の無い行為になってしまうのでは。。。とショックです。

私の疑問は、<何故この断熱材を使うという相談を
こちらに持ちかけて来た時に、フラット35の基準には合わない事を伝えてくれなかったのか、また
伝えなかった事で、設計側の責任は問われないもの
なのか>という事です。

お手数ですが、ご回答ご意見頂ければ幸いです。

ご参考までに
ザ・ハウス(2010/02/15)

疑問さん、こんにちは。
竣工が近づき、いろいろと忙しいことだと思います。

結論から書きますが、裁判になれば、専門知識が少ない消費者である疑問さんの方が有利だと思いますが、当事者間の話し合いによる解決では建築家側が100%過失を認める、とはなりにくいように思います。

建築家のミスは、「フラット35を利用しますか?」或いは、もう少し間接的に「工事の支払いは住宅ローンですか?(どの金融機関を利用しますか?)」と設計開始前に確認しなかったことです。一方、疑問さんも「住宅ローンを利用し、フラット35を考えています」と建築家に伝えていません。
この件については、どちらにも責任があります。

ただし、「フラット35には設計基準がある」というルールを素人である疑問さんが必ず知っている、ということは難しいようです。一方、建築の専門家である建築家がそれを知っていることはそれ程、難しいことではありません。
知識の差がある者同士が対等に話し合うこと自体がそもそも成り立ちませんので、建築家側が質問を投げかける、フラット35の設計基準について説明をする、という接し方が正しいと思います。

さて、以上は法律的な観点ですが、日常レベルで考えると、建築家の「だったら最初に言ってくださいよ」という気持ち・言い分も分からないことではありません。

疑問さんと建築家が現在、どのような関係なのか(どのぐらいギクシャクしているのか)、将来、どのような関係を作りたいのか、またはどの程度の労力を費やして損害を取り戻すのか、によって対応は分かれると思います。
ある程度、良好な関係を維持したいのであれば、(法律的には疑問さんの落ち度は少ないと思いますが)低姿勢で接し、損害(金利差)を建築家にも負担してもらう、という交渉はできると思います。或いは、関係を壊す前提であれば強く抗議をしてもいいと思いますが、工事の中断・やり直しは竣工間近のようですので現実的には難しい、結果としてそのまま竣工し、フラット35を利用することになると思いますので損害分の取り戻すには、竣工後に時間をかなりの時間を掛けて(裁判で勝った場合でも損害の全額を取り戻せるとは限りません)になると思います。

まだ話し合いができる関係であるならば、「どちらが悪いのか」という話し合いになるとお互いに相手を否定する議論しかできませんので、「どのように解決するのか」、「当初の予定に近づくためにはどのようにすればいいのか」という前向きな論点で話し合われることをおすすめします。

有難うございました。
疑問さん(2010/02/18)

コメント有難うございました。

先日、建築家の方から「やはりこちらの説明不足だった」という謝罪のメールが来たので、こちらも何とか気持ちがおさまり解決しました。

往々にして、建築家(設計事務所)というのは
説明不足や細かいところまでケアが行き届かない
ものなのでしょうかね。。。。

建物も無事竣工するという事で、施主側もある程度
おおらかにならざるを得ない事を感じています。

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