予算オーバー

建築費用
名前:夢さん(2008/07/30)
こんにちは
現在、建築事務所に依頼して確認申請を提出と同時に見積もりが出て予算オーバーに頭を悩ませています。最初の見積もりは大概が高く出て調整すると聞いていましたが、ここ最近の原油高のせいで鉄の値段も上がっているとのことで、始めに伝えていた予算は4000万だったのですが、見積もりが6000万で建築事務所の方と相談して内容を削ったりコストを下げたものにしたりしていただいてもまだ5000万でした。私は、最低限の生活、雨風が凌げて家族が一緒になって寝れればいいので贅沢はいいませんが最終的にやはり予算の借り入れを増やすなどしないといけないのでしょうか?見積もりが自分の予算よりオーバーした方はみなさんどうしていますか?予算を下げていただく時に気をつけることなどありますか?
ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2008/08/01)
夢さん、こんにちは。

> 始めに伝えていた予算は4000万だったのですが、見積もりが6000万で

敷地の条件や夢さんのご要望など詳細を存じ上げないので参考意見として予めご理解をいただければと思いますが、当初の見積額から50%調整することはなかなか難しいことです。
見積り調整の方法はいくつかありますが、主に行うのは建材の変更と施工方法の見直しです。建材の変更は分かりやすいと思いますが、システムキッチンの仕様を1ランク下げる、床材や壁材を少し安い材料に変更する、といったことです。施工方法の見直しは、主に建築家と工務店とのやり取りになります。建築家のかいた図面に対して、工務店は必要な材料や人件費を計算しますが、解釈の仕方によって必要以上に多く(少なく)計算してしまうことがあり、それらを修正することです。
これらの見積り調整は、ケースによっては大幅に下がることがありますが、もともと大幅な減額を狙って行うものではなく、微修正とご理解いただいた方がいいと思います。

さて、予算と見積額に大きな差がでる理由ですが、主に2点です。ひとつは建築家のコストコントロール、もうひとつは建て主のご要望です。

建築家は図面をかき、工務店はその見積りをとり、実際に工事を請け負います。つまり、建築家は具体的な工事費が分からず、「この図面だと工務店はどのぐらいの工事費をつけるだろうか」を考えながら(予想しながら)図面をつくっています。この予想能力のことが建築家のコストコントロール能力です。
これはある程度経験によって上手くなっていきますが、ベテランの方でも不得意な方もいらっしゃいます。また、最近のように急激な資源高や材料への価格転嫁、建材の在庫状況、職人の数などマクロ的な変化には対応できない部分もあります。

次に、建て主のご要望です。夢さんの具体的なご要望は存じ上げませんので一般的な考えとしてご理解いただければと思いますが、一般的には家づくりをしていく過程で(プランの打合せ中)ご要望は増えます。これは家づくりに限定されませんが、より具体的な話になってくると「こういうことはできるか?」「やっぱりこれも欲しい」「どうせだったら少し高いものの方がいい」…などとなりがちです。したがって、予算はアップします。

したがって、「予算オーバーをしたのは誰の責任か」を追求していったとしても、ほとんどの場合、一方だけが悪いということはありません。

さて、どのように解決すればいいのか、についてですが、当初予算との差額を検討するよりも、建築家と話し合って作った今のプランが良いのか・悪いのか、住みたいのか・住みたくないのか、をご検討いただくと冷静に判断できるのではないでしょうか。

例えば、予算の増加は難しいということでしたら、見積額を大幅に下げることになりますが、仕様の変更だけに止まらず、構造や間取りの変更も視野にいれなければならないでしょう。
或いは、今のプランに満足しているのであれば、建築家と話し合って作った結果ですので見積り額のアップは仕方ないことかもしれません。

いずれにしましても、建築家・工務店を交えてじっくりと話し合いを行ってください。

ありがとうございます。
名前:夢さん(2008/08/02)
 ザ・ハウス様
返信ありがとうございます。今のプランは、もちろん満足しているので…見積り額のアップは仕方ないと納得しながらも…

工務店さんはまだ決まっていないのですが、もし予算で出来るという工務店が出てきたらその違いはなんですか?人件費や材料のルートなどが違うのでしょうか?建築事務所の方にも教えて頂けると思いますが、どのように最終的に決めたらいいのでしょうか?

工務店の工事費と選び方
名前:ザ・ハウス(2008/08/02)
夢さん、こんにちは。

> もし予算で出来るという工務店が出てきたらその違いはなんですか?人件費や材料のルートなどが違うのでしょうか?

複数の要因がありますが、夢さんが挙げられた人件費や材料ルート(仕入れ)も工事費に関係します。
価格の形成は、家電などの工場と同じと考えていただくと分かりやすいと思います。鉄のような原材料、基盤のような半製品などを仕入れて、それを工場で加工し、付加価値をつけて販売することと同じです。

しかしながら、建物の場合は工場で機械が作るように必ずしも均質にはなりません。
最近はプレカットといって予め柱を工場で製材したり、システムキッチン・システムバスなど取り付けだけでいい製品もありますが、現場で人間が組み立てる作業はゼロにはなりません。また、人間でしか作れない風合い(例:左官仕上げ)もあります。
したがって、職人の腕は必要です。人件費の単価があまりにも低い場合、それなりの技術の方が工事をすることになりますのでご注意下さい。

個別の要因として、仕事が少ないので(利益は少なくても)工事を取りたい、有名な建築家の施工をして技術を学びたい、などの思惑が関係することもあります。

> 建築事務所の方にも教えて頂けると思いますが、どのように最終的に決めたらいいのでしょうか?

ポイントしては、規模や経営状態、技術力、保証内容やアフターメンテナンス、距離、評判などがあります。もちろん工事費も重要です。

「どのように決めるか?」をお答えすることは難しいのですが、別の表現をすると、夢さんが上記のポイントで何を優先されるのか、ということだと思います。
また、それには建築家の意見も関係してきます。例えば、建築家のかく図面が難しく、かなりの技術力をもった工務店しか対応できないこともありますので、建築家にご相談しながら決めることをおすすめします。

個人的な意見ですが、工務店との付き合いは、工事中だけではなく完成後も続きますので、「長期的に」という視点でご検討いただいてもいいかな、と思います。

ありがとうございます。
名前:夢さん(2008/08/02)
 ザ・ハウス様
とても参考になりました。ありがとうございます。
これからも、ザ・ハウスさんの住宅知識で勉強しながら頑張ります。
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