監理責任

未完成のまま、入居になって
名前:みかんさん(2003/8/28)
数日前に入居しましたが、工事が遅れて前日も戦場状態。鍵だけはもらったものの、その後も工事は続き、朝までやっていたもよう。完成チェックどころではありません。引っ越しても、当然、壁は乾いておらず、珪藻土は完全に固まらないため、ぼろぼろに。全部やり直してもらうことになりましたが、入居後2週間も、職人が出入りするという状態を余儀なくされます。引越しでくたくたなのに、うちの中に常に他人がうろうろしている状態というのは、想像を絶するストレスです。引越し延期の相談もなく、「なんとか間にあわせます」と言ってたけど、こんなことになるのはわかっていたはず。設計士にも監理の責任があると思うのですが。
 金銭的補償の交渉をしようと思います。どのようにしたらいいでしょう。事例があれば、教えて下さい。
契約書に記載があるはずですが…
名前:上田 勝さん(2003/8/31)
みかんさん、こんにちは。

>金銭的補償の交渉をしようと思います。どのように
>したらいいでしょう。事例があれば、教えて下さい。 

通常は請負契約書の中に、完成引渡し期日が記載され、それを過ぎた場合、履行遅滞違約金の条項が設定してあるはずです。それをご確認の上、契約書規定通りに請求するということになりますね。

それ以外に例えば仮住まい費用の延長分など、遅延によって被った被害を金銭換算可能であれば請求はできますが、入居中の工事によって被った精神的苦痛という理由で賠償を請求できるかと言うと、それは裁判に訴える方法しかないと思います。

みかんさんにも入居を急ぐ事情がおありだったのかもしれませんが、遅延したとはいえ引渡し前に入居している以上、入居中に工事が行われたとしても、それは仕方のないことであるように思います。業者としては遅延は遅延として、必要な工事はしなくてはなりませんからね。住宅は工業製品とは違いますから、天候不順等で予定された工事が遅れるなどして引渡しに間に合わない場合も時としてあります。

住宅は完成したらおしまい、というわけでは当然なく、施工業者とは末永く付き合っていかなくてはならないわけで、履行遅延以外に業者に過失や重大なミスがないならば、誠意を尽した話し合いで解決する方がお互いにとってよいことでしょう。

例えば賠償や違約金請求という形はとらずに、値引きという形をとるなどによって、穏やかな決着をはかることをまず検討なさってください。契約書に履行遅滞の場合の請求額が規定されているのならば、その額を限度とした値引き額を提示してみるなども方法でしょう。紛争処理や裁判に移るのは関係修復が困難となった最後の手段ですから、まずは冷静な話し合いの機会を持つことです。

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