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予算のオーバーと着工の遅れ

予算の調整と、着工のスケジュールについて
名前:Kimさん(2005/4/17)
こんばんわ。

現在、建築家に設計をお願いして家を建てようとしている者です。工務店から出てきた見積もりを元に予算調整を行う段階に入ったのですが…。
ここに来て今まで感じなかった不信感のようなものが生まれてしまったのです。

建築家の方は、雑誌などによく登場され、講演などでもお忙しい方で、担当のスタッフの方と連絡をやり取りしてきました。

昨年夏に契約し、すでに8カ月が経っています。当初の予定では今年3月頃には着工、引渡しが10月となっていたのが、前回の打ち合わせでは、4月に着工できればいいですね…、みたいな曖昧な返事。(しかもこちらから聞いてやっと答えた感じでした)
でも4月の現段階で、まだ予算の調整に入ったばかりなんです。

しかも渡された調整案には、予算から超過した金額の半額分の削除案しか書かれていない。どういうことか尋ねると、「予算額は聞いていますが、そちらで何とか増やせないかなと思って」というような事を言われ、驚いてしまいました。しかもその額500万。よくあることです、というような言い方をされましたが、わが家の場合、土地代自体が高かったし、子供たちもこれからが一番お金のかかる年齢なので、以前伝えた予算額でも精一杯無理した額だったのです。

予算を増やすのは無理だと伝え、その500万分の削除は一体どうすれば出来るのでしょうか?と尋ねたらスタッフの方いわく、「構造を変えるとか…」。
「は?今から構造変えたりしてたら、一体いつ着工するんですか?」と聞くと、「早くても5月末で年内にできあがれば…」とまたしても曖昧な返事。

どなたかに教えていただきたいのですが、本当にこんな流れなのでしょうか?確かに、設計の段階でこちらの要望を全部入れてもらっているから、予算オーバーすることは承知しており、要望を諦めていく作業も、覚悟して早く済ませ、少しでも早く着工させたいと思っていたのです。でも、腑に落ちないのは、向こうの考え方で、あれだけ予算を伝えているのに、超過分の半分のリストしか作ってくれず、「あとは何とかしてくれない?」みたいな対応に対して不信感を覚えてしまったのです。

また、着工のスケジュールに関しても、なんとなくダラダラと延びてきた風にしか見えないし、だいたい最初に契約したスケジュールが遅れそうだ、という時点で、「こういう理由で遅れそうで、何月になりそうだ」という連絡くらいしてくれても良いはずだと私は思うのです。

私たち夫婦には仕事があり、子供も小さくて、昨年は特に忙しく、こちらから進行状況を問い合わせる暇もありませんでした。というより、こちらからいちいち聞かなくても、契約をして、要望も伝え、自分たちの最大限の予算も明示しているのだから、きちんと細かな対応をしてくれて当然だと思っていたのです。

今までの長い設計期間は何だったんでしょう?こちらの要望を全部取り入れたものが1千万も超過するもので、その調整のためにまた構造を変えなきゃいけなくなるということは、プロなら詳細設計をしている段階で分かっていたはずではないのか?と思うのです。
8カ月も費やして、今になって「500万何とかならない?」とか「構造からやり直し」とか言われると、「他の人にお願いしてたら良かったのかな」と考えてしまいます。

こういうものなのですか?
それとスケジュールに関しても、こんなにズルズルと私たちに何もはっきり言わないまま、だらしなく延びていくものなのでしょうか?

非常に長くなって申し訳ないのですが、もしどなたかに教えていただけたら、本当に助かります。
よろしくお願いいたします。

ご参考までに
名前:ザ・ハウス(2005/4/18)
Kimさん、こんにちは。

建築家との家づくりに限らず、それぞれの依頼先にはメリット・デメリット両面がありますが、ご指摘のような点は建築家との家づくりにありがちなデメリットといえます。

もともと数年前までは、建築家に設計を依頼する方は多かれ少なかれパトロン的な志向をもった方が多かったため、工事費の追加や計画の延長がトラブルに発展することはあまりなかったようです。
また、営業ルートも口コミがほとんどで、どちらかというと知り合い同士の個人と個人の頼まれごとのような意識で業務を行っていた方が多かったようです。

しかし、建築家に依頼する方の裾野が広がり、純然たる契約関係として設計依頼を考える施主が増えた今、それらの方々の期待に応えるべく当然建築家側も意識を変えるべきなのですが、一部の建築家はまだ前時代的な意識の中で業務を行っているようです。

一方で、ザ・ハウスの登録建築家の一部の方はこのような事例に関する勉強会を立ち上げ、新時代の施主と強い信頼関係の元でいい家づくりを推進するためにはどうすれば良いかなどを毎月真剣に討論しています。
このような潮流が早く建築家全体に及ぶことを私たちは期待しています。

さて、Kimさんの件ですが、一度建築家とお話し合いを持っていただいた方がいいかと思います。
問題を整理しますと、設計は請負仕事ですので、必ずしも費用の増加や計画期間の延長が建築家だけの責に帰するわけではありません。よって、その責任の所在が誰にあるかということをこの時点で判断するのは難しいことですし、引き続きその方にお任せしようとお考えなのであれば、今時点で責任の所在を追求することはあまり建設的なことではありません。

しかし少なくとも、ある時点で予算や期間が出てしまいそうかどうかを施主が判断することは難しく、当然その時点で随時建築家から施主に説明やアドバイスがあってしかるべきで、説明責任という点では明らかに建築家に落ち度があるものと考えます。
その点を建築家によくご理解いただき、万一ご理解いただけない場合は、より根本的な解決策をご検討される必要も出てくるのではないかと思います。

同じ思いをしました。
名前:kaiさん(2005/4/18)
kimさん、こんにちは。

この文面を拝見致しまして自分が書き込みしたのかと思うほど同じ体験を致しました。たぶん同じ設計事務所の様な気がします。一般の会社勤めしている人間には到底考えにくい時間(期間)感覚のズレ、金銭に対するズレに憤りを感じながら私も家作りを進めてきました。振り返ってみると設計の段階でも時間ロスが多く(打ち合わせの回数から考えても)もっと短縮できたのでは?というのが実感です。見積の減額調整で2ヶ月の着工遅れに加え300万円の予算オーバーでした。最初の見積では1000万以上の見積オーバーでした。その時の設計スタッフのコメントは予算以上に設定した金額のエネルギーをご予算に近く絞っていくことにも我々の入る意義があると言っておりましたが結果諦める仕様が多くありまた着工遅れ等・・・。
悲しい思いをたくさんしました。工務店に直接にすればどんなに良かったかと思った事も何度もありました。今はっきり言えることは家を建て始めてからでは遅いです。この段階であるのなら一度白紙に戻して考え直されるという選択も有りだと思います。何故なら私はこの時に戻りたいと後悔しているからです。払った設計料を惜しんだばかりに今だ悶々としながら家作りをしております。設計事務所の紹介の工務店も問題ありでした。工期の遅れよりも家作りには優先しなければならないことを身に持って知りました。アドバイスにはなりませんがkimさんにとってベストな選択が出来ますことを願ってやみません。

ありがとうございます
名前:Kimさん(2005/4/19)
ザ・ハウスさま、そしてkaiさん、

貴重なご意見やアドバイス、本当にありがとうございました。

建築家の方には、メールで(現在は多忙で直接会えない、とのことなので)、こちらの思っていることを整理して伝え、返事をいただけるようお願いしました。
kaiさんのおっしゃる通り、白紙に戻すならば今しかないと思いつつも、今まで費やした時間とお金(設計料、現在払っている家賃など)のことを考えると、なかなか思い切れません。
しかし、まだまだ長い道のりをこれから一緒に歩いていく相手なので、メールの返事などを見てから、検討するつもりでいます。
釈然としない気持ちでいたので、こちらに相談して本当に良かったです。皆さん、ありがとうございました。

そういうこともあるのですね
名前:keiさん(2005/5/2)
ザ・ハウスさんでご紹介いただいた建築家の方に、土地の購入の頃から相談にのっていただいて、3月に新居が完成、引っ越して1ヶ月がたちました。新居は想像以上に快適で先生、担当の方、工務店さんに感謝する毎日を送っています。家造りのはじめの頃は、建築家の先生を選ぶのも、条件で絞られた10名の先生の施工例を見せていただいて「この人!」と、デザインのみで即決してしてしまい、こんな感じで良いのかしら?と半信半疑でした。が何回か先生方とお会いするうちに、先生方にお任せしていれば大丈夫…と思えるようになり、特に大きなお金のからむことなので、その点も重要だと思うのですが、予算等の相談もきちんとしていて、とても安心できました。スケジュールは子どもの転園などの事情もあるので、遅れないように厳しく管理してくださり、本当に感謝しています。私たちの知らないうちにも、きちんと設計は進んでいて、変更のお願いなど早めに伝えないと遅かったりすることも。それでも、なんとか変更の手配をしていただいたり。ずいぶんわがままも言えたと思います。特に担当者の方とは年齢も近く、気軽にいろいろな相談ができました。素人ではわからない家造りのことを、わかりやすく教えていただいたり、家造りがすすむうちに、なんでも聞ける言える関係になれたことは幸せだったと思います。Kimさんkaiさんの建築家さんの例と比べると、本当に良い先生にお願いできたのだと、改めて感じました。家造りはできたらおしまいではなくメンテナンスも含めて一生のお付き合いになると思うので、気持ちの通じる先生と出会うことができると良いですね。今まで費やしたお金と時間…のことを考えると、本当にツライと思いますが、家造りがステキな思い出になるような方向へ向かうことを心よりお祈り致します。
あまり参考にならない意見で失礼いたしました。
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