住宅性能表示は必要か

住宅性能表示制度は必要ですか?
名前:Sさん(2004/12/13)
こんにちは。
住宅性能表示制度の利用を検討しているのですが、そもそも設計監理をする建物でも必要なのでしょうか?
自分としては建築家が設計したとしてもチェック機構は必要で、そのために設計図の評価・工事中の検査はあったほうが良いと思うのですが、、、、。
建てた後のことも考えて
名前:ザ・ハウス(2004/12/13)
Sさん、こんにちは。

住宅性能表示制度を利用するメリットとして、第三者の立場で設計図や工事のチェックが行えるということも考えられますが、その他にも地震保険などの保険料を安く抑えられる、金融機関によってローンの金利優遇が受けられる、紛争処理機関を安く活用できるなどのメリットがあります。

また、近年では中古住宅を売却する際、住宅性能表示のある住宅とない住宅では購入者への信用性が異なるなど、将来不動産を手放す際に有効となる場合もあるようです。

一方、その評価を上げるためには、必然的に建物のスペックを上げる必要があり、その分建築コストが割高になることも考えられますので、将来売却するつもりはなく、図面や工事中のチェックのみをお考えであれば、建築家の設計監理でも十分に建物の性能を保つことは可能かと思われます。

いずれにしても、建てた後の事や費用をトータルで検討し、利用する際は本当に必要な性能は何かという事をしっかりと考え併せた上で選択する事が大切かと思われます。

さらに、、、
名前:Sさん(2005/1/14)
アドバイスありがとうございます。
いろいろなメリットがあることがわかりました。
自分が興味があるのは、純粋に性能面での性能表示制度の必要性です。
住宅の建て方には建築条件付きから住宅メーカー・建築設計事務所までさまざまだと思います。そのために性能表示制度もあるのだとおもいますが、建築家が設計する場合に限っていうと、
御社の見解として、住宅の性能としては建築家の設計監理で十分であり、性能表示制度は不要という考えでよいでしょうか?
それとも建築家によっては性能表示制度も必要という見解でしょうか?
難しい問題と思いますが、回答よろしくお願いいたします。
建築家の経験値によります
名前:ザ・ハウス(2005/1/16)
一口に「建築家」といっても実力面では大きな開きがあります。
誤解を恐れずに申し上げれば、全く実績のない方が一定以上の性能を達成することは難しいと考えます。

もし、Sさんがご依頼する建築家があまり実績のない方でしたら、安心のために第3者としての性能表示を入れることをご検討されるのがよろしいかと思います。

ただし、このBBSでも何度か申し上げている通り、実際に計画に入った後は関係者との信頼関係が何より一番大切ですので、第3者を入れる場合は契約前に建築家や工務店の了解を得て、そのことによってかえってご計画に支障をきたさないような配慮が必要です。

実績が十分にある建築家でしたら、性能面だけで言えば特に第3者のインスペクションは必要ないものと考えます。

実は建築は客観的なものさしが大変作りにくい分野で、例えば同じベテラン同士でも、ある仕様に関して一方は自信を持って大丈夫だと考え、一方は問題ありと考えるなど、見解の相違としか言いようのないお話をよく耳にします。

また、性能表示制度の基準そのものもひとつの基準としてはいいのですが、これさえクリアすれば大丈夫、というような絶対的な基準として認められているものではありません。

よって、実績が十分ある建築家の場合は、純粋に性能面だけの理由で性能表示を入れることには良し悪し両面が生じてしまう、例えば本来必要のない部分がオーバースペックになって大切なところに予算が回らないなどのリスクが生じる可能性もあります。

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