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風趣を添える住まいの折々

雨の情緒的な心地よさ

雨の日を楽しむための工夫

この情緒的な景色を演出するために、建築家は雨どいを景色から排除します。見えない裏手や、時には壁の中に隠すこともあります。

せっかくの綺麗な景色の中に樋の塩ビ管や留め金が見えてしまうと、雨が織りなす景色の美しさが半減してしまうことを知っているからです。

ぜひ街を歩くときに樋を捜してみてください。

樋が見えない家はどこかすっきりした印象になっていることがおわかりいただけると思います。

雨の情緒的な心地よさ2

時には、樋をつけずに雨をそのまま軒先から落として情緒を演出します。

乱暴に軒先から雨を落としただけではかえって不快なばかりですが、雨粒が綺麗なレイヤーとなって流れ落ちるように屋根勾配(雨の通り道)に配慮し、雨粒の向こう側に幾重にも重なる美しい風景と情緒を生み出します。