\ プロの話を聞いてみよう! /無料で家づくりを相談する

小さな動く家

日本一周に出た理由

目次

    とは言っても、純粋な休暇ではありません。

    コロナ禍で最近ではテレワークが当たり前になって来ていますが、弊社は以前から私が海外旅行中でもリモートで仕事を続けていたこともあり、テレワークには慣れていました。

    社長時代のように業務の指揮を執ることはありませんが、テレビ会議で意思決定に参加したり、会社が忙しい時はシステム開発などを手伝ったり、時には旅行を一時中断して「東京出張」をしたりしています。

    それでもこのような機会を得ることができたのは幸せなことだと思っています。

    それでは実際にどうやって旅をするか・・・

    うちには子供はいませんが、家内と大型犬を連れて行かなければなりません。
    大型犬は電車には乗れませんし、犬と泊まれる宿も全国的には多くはありません。仮に泊まれたとしても、一年間宿に泊まることになれば、交通費も合わせて狭小住宅が建つくらいの予算に膨らんでしまいます。

    いろいろ研究してみると、キャンピングカーで旅をするという手があります。

    昨今はキャンプ流行りで、キャンピングカーも軽自動車タイプからバスを改造したものまで多くの種類が発売されています。

    そしてキャンピングカーは普通乗用車とは比較にならないくらいリセールバリューが高く、人気車種を選べば、一年後に購入価格の8割で売れることも珍しくありません。

    そうなればガソリン代や保険料を含めても、旅館やホテルに泊まる予算よりはかなり安くつきます。

    そこで、人二人と大型犬が一年間ストレスなく暮らせる空間があり、かつリセールバリューの高い車種を選んで出発の約半年前に納車されました。

    そのキャンピングカーには、ダイニング、キッチン、ベッドなどが備わっており、マルチルームという小さな個室にはトイレやシャワーもついています。

    しかしこの状態は、言ってみればワンルームマンションを借りたそのままの状態であり、設備や空間はあってもまだ生活することはできません。

    それから出発までの半年間(実際にはコロナ禍で出発は遅れましたが)で、備品をそろえたり、DIYを施して、一年間の生活に耐えられる「小さな動く家」に仕立て上げなければなりません。

    やはり重要なことは、生活に必要な備品とは何かということと、それを収めるだけの収納場所を確保することです。

    ところで、キャンピングカーというのはキャンプするためのクルマではないということをご存じでしたか?
    私も勘違いしていましたが、キャンプとキャンピングカーは全く関係ありません。
    というより、正反対のものと言ってもいいかもしれません。