照明

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照明計画は配線工事に入る前までに決定する必要があります。

多くのハウスメーカーでは、居室の照明器具は見積りに含まれておらず、「別途工事」とされることが多いため、照明器具が見積りに含まれているかどうかを必ず確認しましょう。

一般的に「明るさの基準」は20歳を想定しており、高齢者の場合はその約2倍の明るさが必要と言われています。各部屋の採光量や用途によって、どのくらいの明るさが必要なのかを部屋ごとに検討しましょう。

また、夜にスタンド照明しか使わない欧米に比べ、日本人は明る過ぎるくらいの光量を好む傾向があり、ライフスタイルによっても必要な明るさは異なります。

◆光源の種類

【白熱灯】

陰影と趣きのある空間の演出効果があるので、ダウンライトやスポットライトなどに利用されます。
しかし、エネルギー効率が悪く、省エネ効果が見込まれないため、製造中止を発表しているメーカーもあります。

<主な特徴>
・生活に必要な明るさの目安は、1畳あたり約30~40W。
・黄色味を帯びた暖かく、柔らかい光。
・値段が安い。
・寿命が短い。
・直ぐに点灯する。
・電気代が蛍光灯の3倍ほどかかる。

【蛍光灯】

現在、オフィスや家庭等を通じて最も主流の光源です。
昔は蛍光灯と言えば青白い光のイメージがありますが、白色、昼白色、電球色など様々なものがあります。形も直管のものだけでなく、電球型蛍光灯などがあります。

<主な特徴>
・生活に必要な明るさの目安は、1畳あたり約10~15W。
・光を拡散する性質があり、広範囲に明るく照らす。
・白熱灯に比べて寿命が5~6倍長い。
・熱の発生が少ない。
・点灯するのに時間がかかる。
・電気代が比較的安い。

【LED】

LEDは、白熱灯や蛍光灯の明るさを表す単位「ワット(W)」とは異なり、「ルーメン(lm)」で表します。
従来の照明と光の広がり方に違いがあり、また、メーカーや電球のタイプによって明るさや性能、価格にばらつきがあります。

<主な特徴>
・生活に必要な明るさの目安は、1畳あたり約400~600lm。
・白熱灯に比べて寿命が約20倍~40倍長い。電源のON/OFFを繰り返しても寿命に影響が少ない。
・実質消費電力が約80%削減されるなど省エネ効果が高い。
・熱や紫外線をほとんど含まず、光で物を傷めにくい。
・直ちに点灯する。
・従来の光源に比べて価格が高い。

◆照明の種類

【全体照明】
室内の中央に取り付け、上部から空間全体を照らす照明。

【部分照明】
明かりが欲しい場所の部分のみ照らす照明。

◆照明の方法

【全般拡散照明】
裸電球を乳白色のガラスや和紙、半透明なガラスなどでつくられたセード(透過性の覆い)から四方八方に拡散される照明のことをいいます。

<代表的な照明器具>
・シーリングライト・・・天井に直づけするタイプ。
・シャンデリア・・・天井から吊り下げるタイプで豪華な装飾があるタイプ。

【直接照明】
天井から光源から出る光が直接、物に当る照明のことをいいます。光の出ない方向は暗くなるのでコントラストの強い空間が演出できます。

<代表的な照明器具>
・ダウンライト・・・天井に埋め込むタイプ
・スポットライト・・・光が一定の方向に向かうように作られた照明器具。角度も自由に変更できます。

【間接照明】
光源から出た光を天井や壁などに反射させる照明のことをいいます。直接光ではなく、一度反射させた光なので柔らかい光になります。

<代表的な照明器具>
・ペンダント・・・天井から吊り下げたタイプ。

【半間接照明】
多くの光は上または横に広がりますが、照明器具の笠などを通して、一部の光を反対方向に照らすことをいいます。

(八谷)
まじめな家づくりセミナー