天井

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部屋の上部の面を構成する天井は、小屋組みや床組みを隠すために張るものですが、設備が重視されてきた最近では断熱、防音、防虫、配管、配線、音響、照明効果などの性能や機能的な役割も担います。

◆天井の形状

【陸(ろく)天井・平(ひら)天井】

天井面を水平につくった天井のこと、最も一般的に用いられています。

陸(ろく)天井・平(ひら)天井

【傾斜天井・勾配天井】

屋根の勾配に合わせて天井をつくるなどした傾斜のある天井。

傾斜天井・勾配天井

【折上げ天井】

社寺建築などの広い空間に見られる、壁の上端より曲線で天井面を高くした天井。

折上げ天井

【腰折れ天井】

天井の中央部分が水平で壁に向かって傾斜した天井。

腰折れ天井

【舟底天井】

緩やかな傾斜した天井で、船の底を逆さまにした形に似ていることから、この名前で呼ばれています。なお、舟底天井よりも勾配が強いものを屋形天井といいます。

舟底天井

【掛込み天井】

平天井と傾斜天井を小壁を付けて組み合わせた天井。茶室や和風の玄関などに用いられ、空間を主と従に区分する意図があります。

掛込み天井

◆天井の仕上げ

【網代天井】
葦や杉、竹の薄板を斜めや縦横に編んだ網代を天井の下地板に取り付けた天井。
和室の床の間の天井などに使われます。

【化粧屋根裏天井】
天井を張らずに、梁や垂木などの小屋組を化粧材としてそのまま見せる天井。
和風建築の縁側や廊下、茶室などに使われます。

【化粧床組天井】
1階の天井に2階の床板や梁、根太をそのまま使う天井。

【目透かし張り天井】
天井の板をぴったりと合わせず、板と板の間に6~9mm程度の隙間を設けて張る天井。

【格天井】
2~2.5寸角の格縁と呼ばれる角材を講師に組んで、その間に正方形の板を張った天井。
広い和室や格式を重んじる部屋の天井に使われます。

【竿縁(さおぶち)天井】
天井の回り縁に竿縁(杉や桧の角材や竹、桜の丸太)という細長い横木を45cm内外で取り付けて板を張った天井。
茶室などに使われます。

(八谷)
まじめな家づくりセミナー