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「掘り出し物」ってあるの?

土地探しをしている方から、よく「掘り出し物があれば」という言葉を聞きます。しかし残念ながら、掘り出し物はないといってよいでしょう。

万一、掘り出し物があったとしても、不動産業者やデベロッパーなどのプロが一般の方の目に触れる市場に情報が出ないうちに購入してしまいますので、市場に情報が出るころにはすっかり掘り出し物ではなくなってしまいます。

表に出た時点で相場より安い土地には、必ずそれなりの理由があります。

「道路には接しているけれど、階段があって車が入れない土地」だったり、「過去にガケ崩れがあった土地」だったり、「高圧線が近くに通っている土地」は、相場よりも安い価格で販売されます。

また、見た目は道路に面しているようでも、それが建築基準法上の道路ではない場合には、建物を建てられない土地(再建築不可)だったり、増築やリフォームをして建築確認とは違う状態に変わっていて住宅ローンの利用ができない場合も、相場より安い価格で販売されます。

もし相場より安い価格の土地を見つけたら、まず「何かあるに違いない」と疑問を持つことが重要です。

何とか掘り出し物を見つけたいというお気持ちは理解できますが、無いものを探す時間のロスや後々リスクを抱える可能性を考えると、「かかるものはかかる」と腹をくくってしまった方が得策です。