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ハウスメーカーか、建築家か(1)

住宅メーカーと建築家
名前:sachiさん(2004/3/8)
初めまして。土地探しに日夜奮闘しております。
建物を住宅メーカーか建築家の方に依頼するか、
主人と意見がわかれております。
主人は住宅メーカーだと20年保障などの安心と建築家の方に依頼すると大体10%程度かかる設計料に納得がいかないようです。
一般的な事で教えていただきたいのですが、
50坪弱の土地に建坪30坪程度の建物を検討しております。建築家の方に依頼して設計料込みで2000万円以内で納まるのでしょうか?仕様などによっても異なるとは思いますが、可能か不可能か教えて下さい。
一般論としては・・・
名前:ザ・ハウス(2004/3/15)
sachiさん、こんにちは。

それぞれの建て主さんによって、ご要望やご条件が違いますので、一般論として可能か不可能かを申し上げることは難しいかと思います。

全ての要望を満たすことよりも、費用を2000万円以内に収めることの方が重要と考える方もいらっしゃれば、要望を割り切るくらいだったら、費用をかけた方がいいと考える方もいらっしゃるからです。

建築家と家づくりを進めて行く場合には、「こういう家が欲しい」というご希望と、「この費用に抑えたい」というご希望のバランスを考えながら設計作業を進めていくことになります。

そうした作業の中で、2000万円以内でご計画が収まったケースはたくさんあります。しかしながら、2000万円に収めるためには、先にご説明のように、要望に優先順位を付け、費用がオーバーしてしまうところはあきらめたり、建て主自身ができることは自ら行うといった割り切りと手間をかける必要があるかと思います。

まずは、ハウスメーカーに依頼した場合のメリットとデメリット、そして建築家に依頼した場合のそれとをよくご検討いただき、家づくりの考え方や進め方などが、根本的に違うことをご理解いただくことが必要ではないかと思います。

保証に関しては、何らかの保証(保険)制度に加入していない限り、万一会社がなくなってしまったら、うたわれている20年の保証は受けることができなくなりますのでご注意下さい。
しかしながら、長期に渡って会社が存続する確率を考えれば、ハウスメーカーの方が安心と言えるかもしれません。

ただし、建築家に依頼する場合も住宅保証機構など保証(保険)制度を利用すれば、万が一工務店に何かあっても、法律で義務となっている範囲の最低10年間の保証は受けることができます。

ザ・ハウスでは、ハウスメーカーと建築家の家づくりの違いなどもご案内しておりますので、是非一度ご来店ください。

地元工務店で建ててます
名前:新居建築中さん(2004/3/25)
ハウスメーカーであれ工務店であれ、設計という作業は家作りにおいて欠かせません。ということは別料金になっていないだけで、坪いくらというどんぶり価格のなかに設計料(設計部門のコスト)は含まれているということです。ついでにいうと、さんざんプランを作らせておいて他社と契約した人の設計コスト分も契約する人が負担していることになります。)
あと見落としがちですが建築家にお願いした場合は、入札の実施や値引き交渉・技術力信用力を加味して工務店を選定してもらえる(しっかりとした設計図書・仕様書に基づきださせる金額をプロが比較するわけですから、仕様がまったくちがう坪いくらのA社といくらのB社を素人が比べるのと訳がちがいます)、きちんとした工事監理をしてもらえる(施工と監理が同じ会社だとなぁなぁになってしまいます、というより実質監理されていない状態でしょう)、請負契約締結後でも施主支給材(ホームセンターで買ったもの、アウトレットで買ったB級もの、中古品など)を持ち込むことによってきちんとした値引きを要求してくれる、特に水周りを大工仕事にすることによって個性あふれるオリジナル品にしながらコスト削減ができる(システムものは高いんです、でも現場での大工仕事が少なく工期が短くなるのでハウスメーカーは好んであれを使います。一括仕入れによる割引メリットの大部分はハウスメーカー自身の儲けに化けてしまっているようです)などという、目にはみえないコスト削減メリットもあります。
そういうメリットを考えれば10%ぐらいの報酬は十分に元が取れているといえるかもしれません。(むしろ安いかも?)
ということで、どっちのほうが値段が高い・安いというあいまいな判断ではなく、あなた様の家作りへの情熱や価値観に照らし合わせて・・・
タイプ1. とにかく面倒くさがり、とにかくブランド好きという人は『有名ハウスメーカー』、
タイプ2. 最初ある程度の情報収集は楽しいけどすぐにあきる、ブランド物よりも無印良品が好きという人は『工務店』、
タイプ3. とにかく時間と手間はいくらかかってもいい、個性的でオリジナルな物が好きな人は『建築家』
という決め方をされてはいかがでしょうか。旦那さんと奥様で考えが違う場合は・・・、じゃんけんかな。
ちなみに保証のほうは、日本住宅保証機構(http://www.jio-kensa.co.jp/)という半官半民みたいな会社が、トータル20万円(地盤改良がないばあい)ぐらいの費用で地盤調査、および施工中に計4回実地検査にきてくれて不具合(もしあれば)の手直しを指示、晴れて合格すれば10年間保証(10年後にさらに10年延長可能)をしてくれるという制度がありますから、保証だけを理由に大手ハウスメーカーに絞る必要はいまやないと思います。
そうはいってもつぶれなさそうな会社に施工をお願いすることは大事だと思います。
プレハブ系ハウスメーカーは回避が得策でしょう。
名前:Kazzさん(2004/4/8)
基本的にSachiさんと同じ感覚ですが、万が一、ハウスメーカーを選択するなら下記の点は押さえてください。
■特にプレハブ系では70点以上の満足感はない。
要はユニットを組むだけの仕事で、本当の意味での自由設計は不可能です。ユニットを組むだけですからスキルは低く精緻な仕事も期待できません。概ね、施主が支払う人件費の30?40%はハウスメーカーが何もしないでピンハネします。困るのは度重なる構造上の問題を理由とする仕様変更、段取りの悪さです。この上で私は、ハウスメーカーは斜陽産業だと理解しています。続々と増える展示場の空き地、ムダに高価な初期投資(坪あたり100?120万円相当のモデルハウス)に過剰な人件費、全てを最終消費者=施主が負担となります。
■板材からキッチン製作できる大工さんがオススメ。
引退した元大工さんに聞けば、キッチンなんて昔は基本中の基本だった。家具職人ほどの芸術作品は無理にしても、十分見栄えのいいしっかりしたキッチン位作れないのは大工ではない!とのお達しでした。
■家創りはモノ創りであって組み立てではありません。
ということで、私は建築家さんにお願いします。やはり、自分の仕事に誇りと人生をかけている人は違います。ハウスメーカーにでも就職してみっか、という人ばかりではないにしても、健全なプロ意識は第一条件でしょう。
■ちなみに・・・、
マイホームデザイナーで設計した図面を持ち込み、ハウスメーカーさんと建築家さんに同じ質問をしました。
高気密外断熱・計画換気、分離型2世帯住宅で140、中庭10という家をこの平面図で建てるとどうなるの?というものです。
ハウスメーカーの「ガイコウ別で3,000万円は下らないでしょう」に対し、設計管理料を含んで2,700万円まででしょう。施主支給など、あなた(私)ができることをすれば、2,500万円を切ることも十分に出来ます。
尚、私の持ち込んだ図面は、先生により、さらに素晴らしいものに生まれ変わり、ガイコウ費込で2,700万円は切りそうです。しかも、風呂は在来工法です。もちろんキッチンは先生のデザインによる大工仕事です。
■本気で覚悟して家を創るなら、ハウスメーカーはNG
70点の家で、30%もピンハネされるのですから、価格満足度は、どうなってしまうのでしょう。
考え方次第です
名前:Kenさん(2004/4/8)
住めれば良いのか、細かいところまでこだわるのかの、違いです。ですから、住めれば良いのなら住宅メーカーが全てにおいて楽に家が建ちますから、一番良いですよ。
私は、こだわって一生飽きない終の棲家を求めて、建築家にお願いしました。(もちろん、住宅メーカーの家と建築家の建てた家は数多く見て回り、自分の目で違いを確かめました。)
お金の問題は何とでもなります。
全てのこちらの要望を入れると、ほとんどのケースで、予算はオーバーしますが、「そのプランを削るなら、代わりにこんなプランにすれば出来ます」と逆に提案してくれるのが、建築家の腕の見せ所で、そのために10数%の設計量を払うわけです。出来上がった家には、必ずこちらの予想を大きく上回る何かがありますよ。その満足を提供してくれるのが設計量=建築家の手腕ですから。
まず、建築家の建てた家を見せてもらうことです。オープンハウスも多くありますので、ザ・ハウスさんに聞いてみていくつかご主人と行って、見てみるといいですよ。
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