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キャンセル料(3)

契約解除&返金
名前:ガルさん(2003/9/2)
今回ある建築家と契約をしたのですが、打ち合わせをするたびにどうもなにかお互いにかみ合わないものを感じ,しかも契約後の態度の変化に威圧感をも感じ 契約の解除をお願いしました。契約前に図面&模型1個、契約後に2回目の案として図面&模型1つ 合計2つの図面と模型を作成してもらいました。期間としては2ヶ月弱です。契約時に150万を支払ったのですが,契約解除の返金額は50万円との事です。これは妥当な金額なのでしょうか? 明細は頂きましたが,図面と模型2つで100万円というのは納得できないのです。。。しかも2回目の案などは私共がお願いしたことなどはほとんど取り入れてない図面だったんです。
新たに建築家の方に相談するのが不安になっております。
情報お願いします。
引き続き話し合いを
名前:ザ・ハウス(2003/9/4)
ガルさん、こんにちは。

設計契約のキャンセルに際しての料金の精算は、常に両者がすっきり割り切れないものがあります。

基本的には、キャンセル時点での出来高(すでに作業が終わった分の費用)を払うことになります。

もし契約書にそれぞれの段階での出来高が示されていれば、その内容が優先されます。
しかし、厳密に言えば、契約書で示された出来高が現状と合わない場合は、消費者契約法によってその条文は無効となり、現状に合わせた出来高を精算すれば良いことになります。

その出来高をどう計るかですが、これが大変難しいといえます。
まず、出来高を労働の配分として考えれば、基本設計の中盤での100万円は高いかもしれません。もちろん、建築家本人とサポートしたスタッフの労働単価と費やした時間、その他模型などの実費等をもとにきちんと計算する必要があります。
次に、ノウハウに対する対価という考え方もできます。
建築家が提供するノウハウはいろいろありますが、まさにその建築家固有のノウハウは、基本設計の部分といえます。そう考えると、設計料のほとんどが基本設計段階に対する対価だという考え方も成り立ち、100万円は決して高くないという主張も可能です。

さらに、出来高が正確に出たとして、建築家側にも過失がある場合、出来高を過失割合に応じて調整する必要があります。

このように、一概に100万円が高いか安いかを判断するのは難しいことですので、引き続きお話し合いを持って少しでもご納得できる線に近づける努力をされるべきかと思います。

しかし、ガルさんの方でも「なんとなく高い」ではなく、何か具体的な根拠を持ったたたき台を提出して交渉に臨まないと水掛け論になってしまいますので、ガルさんなりの出来高を計算し、過失割合で調整したうえで、建築家にご提示されてみてはいかがでしょうか?

ご参考いただければ幸です。

そうするには?
名前:ガルさん(2003/9/5)
コメント ありがとうございます。

こちらとしてもご指摘の通り具体的な根拠をもったたたき台などを作成し交渉したいとは思うのですが,やはりプロVS素人になってしまうような気がします。この金額を提示された時もこちらとしては随分納得いかないと交渉したのですが, 明細をみせられ、これは建築法で定められた通りのもので本当なら残金などないと言われてしまいました。

そこでもう1つ教えて欲しいのですが,直接相談をうけてくれる相談窓口はないでしょうか? 交渉できる可能性があるのならば,やはり第3者/プロのアドバイスが必要だと思うのです。

宜しくお願いします。

ザ・ハウスさん メッセージ本当にありがとうございました。今まで一人で悩んでいたのですが,それに対して誠実な返信を頂き本当に感謝しております。

これという方法は・・・
名前:ザ・ハウス(2003/9/5)
ガルさん、こんにちは。

相談相手ということですが、残念ながらここに相談すれば大丈夫、というような制度はありません。

ガルさんもご指摘のように、このトラブルはプロvs素人であり、医療裁判に似ています。
ご存知のように、医療裁判で患者側が勝つのは容易なことではなく、長い期間の調査とこちら側についてくれる弁護士や医療関係者、その病院の関係者などが必要で、それに費やす労力と費用も大変なものです。
結局専門家は仲間同士の軋轢を好みませんので、協力者が出てこないというのが、事を難しくさせます。

可能性がある方法として、消費者契約法に関連して、消費者センターに相談する方法があります。
また、民事調停を申し立てたり、民事訴訟を起こす方法もあります。
最近は30万円以下の訴訟は1日で即決する制度もありますので、それを利用すればよいでしょう。
お金の問題ではなく、徹底的に白黒つけたいというのであれば、弁護士に依頼して慰謝料や損害賠償を含めた訴訟を起こすことになりますが、そこまでやるとガルさんも批判されますし、仮に取れたとしても後味の悪いことになりかねません。

結局、現実的な線として、素人判断でもよいので、前述のガルさんなりの出来高と過失割合を計算して、いくら返金してほしいかを書面で提示し、それがかなわない場合は、上記の手続きをとる旨を伝えて譲歩を引き出すという方法でしょう。

最後に申し上げておかなければなりませんが、ザ・ハウスでは何度か建築家とのトラブルのご相談を受けたことがあり、両者からお話を伺う機会もありますが、圧倒的に多いのはコミュニケーションギャップからくる相互の誤解である場合、2番目は両者ともに過失がある場合で、建て主側あるいは建築家側のどちらかが一方的に悪い、というようなケースはごく稀です。
今回のお話はガルさん側からしか伺っていませんので、状況全体が把握できず、正直申し上げて、上記のアドバイスがガルさんのケースにおいて的確なものかは分かりません。

そのあたりは、ガルさんご自身で十分に検証されることをお願いいたします。

聞いていただけただけで。。
名前:ガルさん(2003/9/9)
ザ・ハウスさん、早速の返答ありがとうございました。
ご指摘の通りお互いのコミュニケーション不足によって今回のようなことになってしまったと、私も大変苦い勉強になったと考えております。これからどうするかはまだ分かりませんが、今後の家作りのためにも自分なりに色々検討したいと思います。
少ない予算ではありますが、念願の家作りを始めようと思った矢先の100万円の出費、大変痛いです。さらにローコスト&狭小住宅になってしまうー。。。
しかし、前述のザ・ハウスさんのコメントのようにこの請求金額が決してありえない金額ではないということがわかっただけでも、そして私のケースを聞いていただけただけでも、すこし救われたような気持ちです。
どうもありがとうございました。
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