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コンクリート打設の監理

設計事務所の施工監理について
名前:t-dashさん(2005/2/23)
現在、貴社のサービスを利用させていただいて、新居を新築中のものなのですが、一般的な設計事務所の監理についてお伺いしたく思います。

我が家は1FがRCなので、先日コンクリートを打設したのですが、その日に設計事務所は建築士はもちろん担当者すら現場に来ることはなかったのです。「工務店の現場監督に任せてある。」とのことでした。また、「当事務所ではよっぽど時間があるときだけ、打設に立ち会うことがあります。」とも言われました。

RCの打設というのは、きちんとしたコンクリであるかの試験、ジャンカなどがなるべく出ないようにきちんと充填、突き固めができているかなど、監理する項目は山ほどあると思います。さらに、我が家は打ち放しなので、後から補修というわけにもいかないのです。

一般的に設計事務所がコンクリ打設に立ち会うことというのは少ないのでしょうか?

設計事務所の施工監理について
名前:建築ファンさん(2005/2/24)
私も同じような体験をしました。設計者が立ち会うのが理想ですが、住宅の場合配筋検査のみでサンプル試験なども行わないケースも多いようです。ただし施主も、型枠をはずしたあとに補修すべき場所を、チェックしたり、養生期間を取っているか見たりすることは可能だと思います。
信頼すれども検証は怠るな
名前:建築家コロンボさん(2005/2/25)
少なくとも私どもの工事監理は、「施工者を信頼すれども検証は怠るな」の精神で行っています。
コンクリート施工の監理は各階毎、その都度、下記の行程を必ず行っています。
1.コンクリート配合計画書提出、確認・承認。型枠材の見本提出、確認・承認。型枠大工に、実作事例を見学してもらい、その程度を認識してもらう。「あなたは「仮枠」大工ではなく「型枠」大工であり、コンクリートを鋳込む彫刻家なのだ!。この建物は型枠が命だ!」とゲキを飛ばす。
2.外側の型枠立て込み、壁配筋時、内側の型枠をおこす前に、型枠検査、壁配筋検査。
3.スラブ型枠配筋時、構造事務所、役所立ち会いのもと、配筋検査、型枠検査。
4.コンクリート打設直前日、再度型枠検査(角締め、鉄筋かぶり、型枠下部のモルタル詰め、型枠内のゴミ・残材の有無、支柱の建て方、等のチェック)、コンクリート打設日の天候、打設人工、打設順序、打設道具、等の確認。この検査・確認に合格しないとコンクリート打設は延期。
5.コンクリート打設30分前の早朝、打設態勢の確認(打設人数、型枠大工、電気・給排水設備業者等の待機者、木槌、バイブレイター、レベル、下げ振り、ハイウオッシャー、コンクリートサンプリング道具、等)打設者達を集め朝礼、主任より「コウコクノコウハイこの一戦にあり!」とゲキを飛ばさせる。
6.コンクリート打設時、生コン車の出荷伝票照合、生コン150立米毎にサンプリング(午前中では生コン車3台くらいおきに3回くらい)。サンプルはスランプ値、空気量、塩分濃度、等の測定、サンプル詰め、に立ち会い。スランプ値が許容値範囲を超えた生コン車は退去させる。
7.コンクリート打設開始から終了まで、監理者(後半はスタッフのみの場合あり)は常時立ち会う。
これでコンクリートの勝負は決まり、後は脱型したものを眺めるのみ。
8.コンクリート打設後、脱型者、脱型方法の確認、支柱の存置期間の確認、コンクリートサンプル材料試験所の試験結果報告書の確認。
・・・とコンクリート打ちはコンクリート建築にはとても重要ですが、これは中盤戦、もっと大事なのは、前半戦の躯体施工図、Pコン・ベニヤ割付施工図、先
行配線・配管の設備施工図、等による、定例打ち合わせ、コンクリ打ち作戦会議なのですが、これにふれるときりがないのでやめときます。
こんなやり方を私どもはしてますので、設計監理料はけっしてお安くはなりません。
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